ゴルフ場のコース内には白・赤・黄・青に色分けされた標示杭が打たれています。ルール上、杭の色によって何を標示しているかは、皆さん当然ご存知ですよね。白杭はOBの境界を示すというのはほとんどの方は間違いなくご存知だと思います。
赤杭はラテラルウォーターハザードの範囲を決めるために使われており、黄杭はウォーターハザードの範囲を決めるために使われているます。ラテラルウォーターハザード、ウォーターハザードの定義やそれらのハザードに入ったボールの救済処置等については、この機会にルールブックを開いて勉強してください。青色の杭はローカルルールにより修理地を標示する場合に使用します。
この白・赤・黄・青色の杭は1975年にUSGAが世界共通として統一したもの。ルールといえば英国のR&Aですが、なぜ米国のUSGAが統一に乗り出したかというと、トーナメント中継の際に標示杭の色によりそれぞれのクラブのローカルルールでまちまちであったところ、ルールの解釈が曖昧でテレビを見た視聴者からクレームや問い合わせが寄せられたそうです。そのため競技運営を円滑にするために杭の色を統一にしたと、ものの本に書いていました。
コース内の標示杭の色によってルール上、定義、救済処置など違うのはご存知だったとは思いますが、秋の夜長にルールブックを紐解きながらルールの勉強をされてはいかがでしょう。「エッ、なにっ、ルールブックを持っていない?」ゴルファーたるものの必須アイテムですので、ぜひ購入しポケット判はキャディバッグに入れて置いてください。