ゴルフをプレーしていて急な斜面を駆け登ったり、駆け降りたりするときに肉離れや転んで捻挫したりすることがよくあります。こうしたとき、プレーを中止してクラブハウスに戻られ救急室(休息室)でお休みいただくのですが、人によっては「風呂に入って患部を温めてゆっくり同伴者が上がってくるまで待ってます」といわれる方がおられます。
肉離れや捻挫などの場合、救急処置として患部を冷やすのが良いのか、温めるのが良いのか迷いますが、整形外科の先生の話では温めるよりは冷やす方が賢明だとのこと。
筋肉が傷つき炎症を起こしているので、温めてしまうと血液の循環が良くなりすぎ細胞の損傷をよりひどくしてしまうそうです。こうした場合は、温めるより冷でやすことだそうです。患部を冷やすことで血管を収縮させ血液の流れを鈍らせ組織の代謝を減らして炎症を抑えるとのことです。
日本経済新聞の土曜日発行の日経プラス1でも、運動中に捻挫をしたりしたときは、「冷やすべきか、それとも温めた方がいいか」と迷った場合は「温めて傷めた部分が悪化することがあるが、冷やしてひどくなることはない。迷ったら冷やしてほしい」と書いていましたので、こうしたアクシデントが起った場合はエアサロンパスなど冷却消炎スプレーで患部を冷やすようにしてください。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇