このお盆期間、多くの来場者がありました。ラウンド後のお客様から「コースの芝生が美しいですね。隅々までよく管理されていますね」と多くの方からお褒めの言葉をたくさん頂戴しました。グリーンキーパーをはじめコースのスタッフの努力の賜物です。
とくに先週の立秋あたりから雨が全く降らず、自動散水だけでは間に合わずコーススタッフ総出でグリーンへ定期的に手動で散水するなど最良のプレイコンディションを維持するとともに、芝生が美しく映えるように作業に務めてくれています。
この時期、グリーンキーパーは大変です。良好な芝生を維持管理するためコース内を隈なくまわり、芝を傷める病害虫や雑草を見つけたらただちに対処し、最小限に抑えなければなりません。先日もグリーンキーパーから6番ホールのグリーン右奥のラフ部分に「スジキリヨトウが発生しましたので薬剤散布します」との報告を受けました。
幸い発見が早く薬剤散布の処置が早かったので、芝は蘇生回復するとのことで大事に至ってません。芝に大きな被害を与える害虫はこの「スジキリヨトウ」「シバツトガ」のほかに「ゾウムシ」「コガネムシ」「タマナヤガ」などがあります。
こうした病害虫は早期発見が大切で発生初期ならば薬剤もスポット散布で済みますが、全面散布となると薬剤の数量や散布の手間も多くかかり経費も嵩んできます。美しいコースの芝生の維持管理もなかなか大変なのです。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇