昨日15日から開幕した女子プロゴルフツアーの「スタンレー・レディース」(静岡県・東名CC)で奇跡ともいえる偉業が達成されました。スポーツ紙だけでなく朝日や毎日などの一般紙でも写真入りで一面で報じているほど奇跡的な快挙を有村智恵選手が達成しました。
ホールインワン、アルバトロスのどちらでも確率的に難度の高い偉業ですが、これを1ラウンド中に両方、しかもプロトーナメントの最中に達成したのですから盆と正月が一緒に来た騒ぎどころではありません。
この二つの偉業がどれほど確率的に難度が高いか各紙で紹介しています。日本女子プロゴルフ協会によると、過去10年間のホールインワンは148回、アルバトロスは5回記録されているそうです。女子プロのホールインワンの確率は604ラウンドに1回、アルバトロスは1万7896ラウンドに1回の計算で、同一ラウンドで両方出るのは何と1080万9184ラウンドに1回だそうです。
ホールインワンはアマチュアでも技量に関係なくビギナーでもゴルフの女神が微笑み、まぐれのホ-ルインワンを達成することがありますが、アルバトロスはそう簡単にできるものではありません。ショットの正確性はもちろん、ロングホールを2オンさせるだけの飛距離が必要とされるため、シングルクラスの腕前がなければ実現できません。皆さんのゴルフ仲間でもホールインワン達成者は何人かおられると思いますが、アルバトロス達成者はあまり耳にしないのではないでしょうか。
事実、奈良柳生カントリークラブが平成8年にオープンして以来15年目に入っていますが、「アルバトロス」達成は1回のみ。それも2年前の日本ゴルフツアー機構のクォリファイングトーナメントの2ndステージで中西信正プロが11番ホール(535ヤード)で達成したのみです。
一方、ホールインワンは年に4回~15回記録されており、トータルで112回出ています。最も多いのは平成20年の15回です。1年平均で見ると当クラブでのホールインワンの出る回数は7・4回ということになります。ちなみに今年は6回ホールインワンが出ています。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇