九州・沖縄では梅雨明けし近畿地方もそろそろ梅雨明け宣言が発せられるのではないかと思います。梅雨の晴れ間には日本各地で30度を超す猛暑日が続き、群馬、茨城などでは36度を記録するなど今年の夏は猛暑を覚悟しなければならないようです。
時あたかも奈良労働局長名で「職場における熱中症予防に係る緊急要請について」の通達がありました。梅雨明け間近のこの時期に、すでに熱中症が多々発生しているため職場での熱中症予防をはかるようにということです。
職場での熱中症予防は当然ですが、ゴルファーの熱中症も注意しなければなりません。そこでゴルファーの皆さんにも正しく理解していただき熱中症の予防に役立てていただきたいと思います。
そもそも熱中症とはどういう症状であるかというと、高温多湿の中で作業や運動すると体内から汗などで水分や塩分が過度に失われてしまいます。そうすると体調調節機能や循環機能に障害が起き痙攣や眩暈(めまい)、意識障害や死に至るケースもあります。
熱中症の予防策としては水分はもちろんある程度の塩分も必要です。水分補給とともに塩分補給も必要ですから水やお茶ではなくスポーツドリンクや熱中症予防用の塩飴などで摂取してください。高齢ゴルファーは体力的な問題もありますが、意外に水分を補給しない方が多く熱中症を発症してしまうケースが多いそうです。
もしも熱中症を発症した際は、救急車を要請するとともに、速やかに涼しい木陰などに移動避難させ、水分・塩分を補給や脱衣させわきの下を冷やすなどして体温を下げるなどの応急処置をとり、救急車の来るのを待つようにしてください。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇