7月最後の日曜日。今月は日曜日が5回あるため、最終日曜日はクラブ競技がありません。しかしながらメンバーの皆様に多数ご来場いただきました。クラブ競技がなくともメンバーひとりで気軽に来場し、メンバー同士の組で楽しくプレーされている。これこそが会員制ゴルフクラブの良いところだと思います。
クラブ競技だとある程度スコアを意識してスコアメイクに専念してしまい、同伴者と共にプレーや会話などを楽しむ余裕がなかなか生まれにくいものです。しかしながら競技でなくメンバー枠で初めてご一緒するメンバーとプレーして気心が通じ「今日はいい人とプレーできて実に楽しかった。天気も良くて最高にハッピーな一日でした」という声を聞くと、こちらまでハッピーになります。
一方、スコアに執着される方もおられます。なんといっても自分の目標スコアを目指してスタートするわけですから、自分の目標スコアをクリアーしたときの達成感はゴルフの醍醐味でもあります。そのせいかラウンド中は自分のプレーに集中するあまり、周り(同伴者)が見えない協調性に欠ける方もたまにおられます。
ゴルフはスコアを競うゲームでもありますが、四季折々の花鳥風月を愛でながら人と人の交流を図ってくれる神が与えた本当に素晴らしいスポーツです。ゴルフ仲間が揃わなくともメンバー枠を利用してゴルフを楽しむことができるのが会員制ゴルフクラブの良いところです。メンバー枠がどんどん増えていけばいいなと思う、今日この頃です。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
トーナメントをテレビなどで観戦していると、最近のグリーンは硬くて速いグリーンが良いグリーンだと思っているゴルファーがなんと多いことか。硬くて止まりにくいグリーンをピタッと止めるのがプロのワザでありテクニックであるわけですが、それが良いグリーンとは限りません。
またグリーンのスピードも10フィートは当たり前、11フィート~12フィートを求めるトーナメントがあります。確かにグリーンスピードの速いのはスリリングで見応えがあります。硬くて早いグリーンに仕上げるため、どれほどグリーンを痛めつけているのか一般ゴルファーはご存知ありません。
本来、グリーンは滑らかな転がりを提供し、アプローチショットをきっちりと受け止めるだけの十分なクッション性がなければなりません。グリーンの速さもトーナメントならいざ知らず、一般のゴルフでは11フィート以上は行き過ぎです。8フィート~9フィートで十分。そのためグリーンの刈り高も3・5ミリ~6ミリであればOK。高速グリーンに対応するため3ミリ以下に刈るのは芝にストレスを与え、後々にダメージを与えてしまいます。
硬くて止まりにくく、かつ速いグリーンが良いグリーンだなどとけっして思わないでいただきたい。トーナメントで硬くて速いグリーンに仕上げるのは、プロの絶妙のワザ、テクニックを最大限発揮させ、スリリングな試合にするための舞台作りであることをお忘れなく。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
毎月1日発行の事務局だより。ゴルフ場からメンバーへの貴重な情報公開ツールとして毎月、制作発行しています。8月1日号の原稿も昨日で稿了し印刷所へ出稿しました。30日には刷り上り皆様のお手元に届けるべく発送作業を31日に行い郵送する予定です。
8月1日号では7月23日に行われた第24回理事会のことや8月23日に行われる関西ゴルフ連盟主催のインタークラブ奈良西地区予選(於・奈良ロイヤルゴルフクラブ)の当クラブ代表選手が決まったことや、お盆期間のエントリー状況、JGTOのクォリファイングトーナメントのことなどが掲載しています。
毎月1回の定期発行もなかなか手間がかかり大変ですが、原稿を校了して印刷所へ出稿するとホッとします。クラブとメンバーをつなぐ重要な情報紙ですので、遅配や途絶えさせないよう、今後とも定期発行を続けていくよう努力して行きます。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
25日の夕方に一時間の雨量が60ミリという局地的集中豪雨でバンカーがニコ(泥化した砂)の堆積、流水跡などで、修復作業にかかっていることをお伝えしましたが、一部、状況写真を撮りましたので紹介します。
ニコが堆積している18番グリーンの右ガードバンカー。(下)
17番のビーチバンカーも豪雨が流れ込み流水跡とニコを堆積させた。(下)
ニコと流水跡を改修しきれいになった9番グリーン左バンカー(下)
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
昨日の夕方4時過ぎから6時頃までバケツをひっくり返したような集中豪雨が襲いました。5時過ぎに仕事を終え車で帰路につく際、大柳生の交差点から国道369号で奈良市内に向ったところ、フロントガラスに打ちつける豪雨で前は見えない、道路は側溝から溢れいたるところで冠水しており、さすがの飛ばし屋の私も時速30キロ~40キロのノロノロ運転せざるをえないような恐ろしい豪雨でした。コースで被害がなければ良いがとの思いで雨中、帰路につきました。
本日、鈴木グリーンキーパーの報告によると昨夕の集中豪雨の雨量は1時間に60ミリというとんでもない豪雨だったとのこと。コース内はどこも問題はなかったようですが、バンカー内に雨が流れ込むと同時にバンカー壁の砂まで流れ落としており、このためニコといわれる泥化した砂がバンカーに堆積しているとのことでした。
バンカー内の排水は問題なく排水工事をしたバンカーに水溜りはなく正常に排水ができていました。しかしこの堆積したニコをこのまま攪拌してバンカーを整地してしまうと排水の目詰まりを起こしてしまいます。このため面倒ですがミニユンボでニコの除去作業にかかっています。
1台のミニユンボで順次行っているため3、4日かかる予定です。週末の土・日曜日には間に合わすべく全力で作業を進めていますが、この間のプレーヤーの皆様にはニコが堆積したバンカーでプレーしていただくことになります。ご容赦ください。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
日本ゴルフ協会などゴルフ関連20団体では、3月11日に発生した東日本大震災で被害に遭われた方々を支援するために、ゴルフ界合同の震災復興プログラム「グリーン・ティー・チャリティー」をスタートさせ、ゴルフ界共通のシンボルマークとスローガンのもと、活動しています。
このほど、そのシンボルマークをモチーフとしたチャリティ・グッズを販売しゴルファーの協力を得て復興支援に役立てるとのこと。チャリィテー・グッズを購入するとチャリティー分が含まれているので、購入することによりチャリティーができる仕組みになっています。
チャリティー・グッズは3点で①クリップマーカー(写真右)1500円 ②バッジ(写真左)1000円 ③ウッドティー1缶20本入り525円、袋入り10本入り210円です。皆さんの協力をお願いします。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
日本ゴルフツアー機構(JGTO)主宰の来年度のツアー出場資格を得るためのクフォリファイングトーナメント(QT)のファーストステージが西日本と東日本の2会場に分かれて8月に実施されます。
奈良柳生カントリークラブは例年QTのセカンドステージの会場としていましたが、今年は西日本のQTファーストステージを引き受けたことは、すでに本稿で紹介しました。
本日はQTファーストステージに出場する選手用に、コースの詳細ヤーデージブックを作成をするためにJGTO委託のジョー・エドワーズさんが来場し鈴木グリーンキーパーを交えて3人で打ち合わせしました。
本日の最終スタートを終えた後から早速、日没まで各ホールの詳細データを記録しています。明日も日の出の5時前から詳細データの取材をし、プレーヤーがラウンド中はクラブハウスで収集したデータを起し、パソコンに落とし込んでいくそうです。予定では3~4日間で仕上げるとのこと。
ヤーデージブックといってもピンとこないかもしれませんが、トーナメントで各選手がピンを狙う際にクラブ選択の前に、ポケットからヤーデージブックを取り出してキャディと相談しているシーンを見かけると思います。あのヤーデージブックのほとんどを作成しているのがJ・エドワーズさんです。
ちなみに1冊2,000円で販売してるそうです。プロ御用達の本格的なヤーデージブックでコース攻略をしようとお考えのメンバーで購入希望の方はお申し出ください。頒布します。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
今週(8月2日号)の週刊パーゴルフを見ていて今年の夏の酷暑対策は「芝を長くして夏枯れを防ぐゴルフ場が続々」とあり、やはりゴルフ場関係者は同じ思いで今年の夏の酷暑対策を考えているなと安堵しました。
昨夏の猛暑、酷暑で多くのゴルフ場がグリーンを枯らすなどの被害を被りました。45ホールある某ゴルフ場は8月に公式競技を行うにあたり高速グリーンに仕上げるため、3・5ミリ以下の低刈りにローラーをかけるなどしたため、その後グリーンは枯れて使いものにならず全18ホールをクローズして芝の張替えをしたとか。
またあるゴルフ場は数年前にコウライ芝のグリーンから高温多湿に強いニューベントに替えたものの、一部のグリーンは夏枯れし急遽グリーン手前に臨時のグリーンを設けてしのいだものの不評をかったそうです。昨年の夏は猛暑酷暑により水不足や湿気などでグリーンを枯らしてしまったゴルフ場は関西でも数多くありました。
当クラブでも昨年の7月上旬の梅雨明けと共にグリーンの状態が一気におかしくなりました。幸い手当てが早かったのと、8月末までグリーンの刈高を5ミリくらいに上げるなどの対処をしたことによりお盆以降、急回復し9月の日本ゴルフツアー機構のQTセカンドステージに間に合わせることができました。
刈高を通常より高目にするということは当然ボールの転がりが悪く遅くなります。上級プレーヤーからは「遅い、遅い」とクレームが寄せられましたが、夏場のグリーンを守るために聞く耳をもたないようにしました。結果、9月以降の秋のゴルフシーズンには良好なグリーンを提供することができました。
週刊パーゴルフの記事にあるように、ゴルフ場関係者の酷暑対策に頭を悩ました結果、グリーンの刈高を上げることがベスト対処法であると思います。記事にあるように、今年は芝を短くしないことで夏枯れの被害を極力抑えようとする傾向にあり、夏のプレーは「遅めのグリーンでラフはきつい」という状況を想定しておいた方が良いと結んでいる通りです。ご理解下さい。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
今日21日は「土用の丑(うし)の日」です。立秋の前18日間を夏の土用と呼びます。この期間の丑の日に鰻を食べると夏バテ防止、暑気払いができると、平賀源内の発案で鰻重や鰻の蒲焼を食べる習慣が定着したなど諸説あります。
夏バテに鰻が良いというのは平賀源内の思いつきやはったりでなく、実際に鰻にはビタミンAやBなどの栄養が豊富に含まれており夏のスタミナ料理としては最適だそうです。
当クラブのレストランで提供する鰻料理(鰻重、おひつまむし=写真下)は、国内産の養殖鰻を生きたまま仕入れ料理長自らがさばいてお出ししています。これからの暑い夏を乗り切るスタミナ作りに鰻を召し上がってみてはいかがでしょう。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
大型で強い台風6号が昨日、今日と四国・近畿地方を暴風域に巻き込み激しい雨や風に見舞われています。昨日19日は、久しぶりのクラブ休場日で「台風襲来も休場日で良かった。助かった」と胸をなでおろしていたのですが、この台風6号、なんともへそ曲がりで時速15キロ~20キロの自転車並みの遅さでノロノロ移動。その割りに勢力が強く各地で総量800ミリという豪雨が襲い土砂災害や河川の洪水など警戒が必要となっています。
大型でひじょうに強い勢力を保ちながら日本の南海上を北上しているのですが、異常にスピードが遅く、本来なら昨日19日に四国・近畿の太平洋沿岸を東海・関東へ通り抜けていたという思いでいました。ところが今朝になっても紀伊半島周辺で和歌山・奈良全域で激しい雨が降るとラジオ、テレビで警報が発せられ、エントリーされていた方からキャンセルの電話ばかり。結局、エントリーゼロとなり事実上の休場日になってしまいました。
コースの被害状況を確認するため、コースを巡回しましたが全く被害はなく、枯れ枝などが折れて散乱してる程度でした。雨も予想外に少なく昨日で15ミリ程度、激しい豪雨でもなく降ったりやんだりで土砂崩れなどの心配も全くありませんでした。
朝から雨も風も予報を裏切るような天候でプレーに全然支障がない曇天で爽やかな風が吹く ゛ゴルフ日和゛でした。大袈裟な台風情報が恨めしく思いました。
写真上:クラブハウスの奥には厚い雲に覆われているが、東に流れて行き雨は降らなかった。
写真中・下:昨夜の風で枯れ枝や葉が吹き飛ばされただけで被害は全くなかった。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
今日は「海の日」で祝日です。クラブ競技「海の日杯」に多くのメンバー(17組68名)が参加されています。海の日は1995年(平成7年)に制定され、翌年から施行された国民の祝日です。当初は7月20日でしたが、2003年(平成15年)からハッピーマンデー制度により7月の第3月曜日となりました。ゴルフ場にとっての3連休のハッピマンデーは集客に苦慮しあまり有難くありません。
ところで、この国民の祝日「海の日」、海のない県である奈良県では「海の日」はあるのだろうか?という素朴な疑問をもち調べてみました。
奈良県では、「海の日」と同じ毎年7月の第3月曜日を「奈良県山の日・川の日」とすることを県条例で定めていました。奈良県条例第9号でこう明記されています。
海に面していない奈良県では、山と川が身近な自然であり、歴史と文化の源。山と川の重要性や魅力について理解を深め、奈良の美しい山と川を次世代に残すことを目指して、国民の祝日「海の日」である7月の第3月曜日を「奈良県山の日・川の日」とする。
ということになれば、奈良県にある当クラブの本日のクラブ競技「海の日杯」は「山の日・川の日杯」ということになります。他府県のメンバーが多く「山の日・川の日杯」では ゛?゛となりますので、来年以降も「海の日杯」として行きます。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
昨年の奈良は、平城遷都1300年祭のビッグイベントで全国各地から多くの観光客が奈良を訪れました。今年はその反動もあってか、観光客が激減しているみたいです。そのため奈良県、奈良市をはじめ商工会議所、観光協会など奈良への観光客誘致に夏の伝統行事のPRに努めています。
夏休みももうすぐ、家族ずれのプランを計画されている方も多いでしょう。奈良柳生CCでプレーした後、家族と夕方合流し古都・奈良の夜を彩る「夏の伝統行事」を巡るというプランはいかがでしょう。
「ライトアッププロムナード・なら2011」(7月16日~9月25日 19時~22時)
東大寺、奈良国立博物館・なら仏像館、春日大社一の鳥居、浮見堂、興福寺五重塔、猿沢池、平城宮跡朱雀門、薬師寺など9ヶ所をライトアップで演出されます。
「なら燈花会」(8月5日~14日 19時~21時45分)
世界遺産に囲まれた水面に映えるろうそくの灯りと五重塔が美しい猿沢池など2万本以上のろうそくが美しい灯りを咲かせます。
「奈良大文字送り火」(8月15日 18時50分~)
飛火野会場で慰霊祭が行われ、20時に高円山に点火されます。宇宙を意味するという「大」の字は日本最大級の大きさです。
「東大寺万灯供養会」(8月15日 19時~22時)
大仏様に燈火をお供えして諸霊の供養を祈る万燈供養会。大仏殿へと続く石畳に整然と並べられた約2500の燈籠が幻想的です。ふだん大仏殿の中からしか拝見できない大仏様のお顔を中門から拝むことができ、まさに感動的な光景です。
「春日大社中元万燈籠」(8月14日~15日 19時~21時30分)
800年前の昔から今に至るまで貴族や武士をはじめ一般の方々から奉納された3000基にも及ぶ燈籠に灯りが入ると、王朝絵巻を見るようだといわれてます。
幻想的な風景をつくる奈良の夏の夜の伝統行事。昼間とはまた趣きの違った古都・奈良を再発見することができます。昼間にゴルフを楽しんだ後に、夜の奈良の幽玄の世界に浸ってみてはいかがでしょう。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
昨日15日から開幕した女子プロゴルフツアーの「スタンレー・レディース」(静岡県・東名CC)で奇跡ともいえる偉業が達成されました。スポーツ紙だけでなく朝日や毎日などの一般紙でも写真入りで一面で報じているほど奇跡的な快挙を有村智恵選手が達成しました。
ホールインワン、アルバトロスのどちらでも確率的に難度の高い偉業ですが、これを1ラウンド中に両方、しかもプロトーナメントの最中に達成したのですから盆と正月が一緒に来た騒ぎどころではありません。
この二つの偉業がどれほど確率的に難度が高いか各紙で紹介しています。日本女子プロゴルフ協会によると、過去10年間のホールインワンは148回、アルバトロスは5回記録されているそうです。女子プロのホールインワンの確率は604ラウンドに1回、アルバトロスは1万7896ラウンドに1回の計算で、同一ラウンドで両方出るのは何と1080万9184ラウンドに1回だそうです。
ホールインワンはアマチュアでも技量に関係なくビギナーでもゴルフの女神が微笑み、まぐれのホ-ルインワンを達成することがありますが、アルバトロスはそう簡単にできるものではありません。ショットの正確性はもちろん、ロングホールを2オンさせるだけの飛距離が必要とされるため、シングルクラスの腕前がなければ実現できません。皆さんのゴルフ仲間でもホールインワン達成者は何人かおられると思いますが、アルバトロス達成者はあまり耳にしないのではないでしょうか。
事実、奈良柳生カントリークラブが平成8年にオープンして以来15年目に入っていますが、「アルバトロス」達成は1回のみ。それも2年前の日本ゴルフツアー機構のクォリファイングトーナメントの2ndステージで中西信正プロが11番ホール(535ヤード)で達成したのみです。
一方、ホールインワンは年に4回~15回記録されており、トータルで112回出ています。最も多いのは平成20年の15回です。1年平均で見ると当クラブでのホールインワンの出る回数は7・4回ということになります。ちなみに今年は6回ホールインワンが出ています。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
ゴルフ場によってはコース状態が良くないためにローカルルールで「6インチプレース」を表示している所があります。またプライベートコンペでも「6インチプレースOK」などのルールで競技していることがあります。これはティーショットOBの場合はプレイング4で前進して特設箇所からプレーするようにという日本独特の悪しきローカルルールの一つです。
ゴルフというゲームはいかなる状況でも、ティーオフしたボールはグリーンにオンするまではボールに触れてはならない。「ボールはあるがままにてプレーせよ」がゴルフのルールの基本です。基本的にはこれさえ守っていればルール違反をすることはありません。
ただゴルフというスポーツは厄介なもので、何が起るか判らない。自然相手のスポーツだけに打ったボールが池に入ったり、カラスにボールを取られたり、木の上の枝にボールが挟まったり、ブッシュや林に打ち込みボールが判らなくなったり・・・・と、プレーが続行できない状況に遭遇することがあります。こうした時に、ルールで「救済措置」を設けてプレーが公正に続行できるようにルールが制定されています。
ところが自分の打ったボールが過酷な状況下に転がり込んだ場合、ルールに記されたルール処置を、悪智恵?を働かせ、よりルール上許される最も有利な解釈で救済処置をするものですから、問題が起りトラブルに発展してしまうのです。ルールの解釈と適用については、基本的には「自分に厳しく」をモットーとすべきで、そのような箇所に打った自分が悪いと自らの技術の拙劣さを反省すべきです。
ゴルフというスポーツは技量とともに運、不運にかなりの部分、左右されます。フェアウェーど真ん中のナイスショットでも無惨にも砂の入っていないディボット跡に止まっていたり、逆にミスショットが木に当たってフェアウェーに戻ってきたり・・・・・想像の及ばないハプニングが多々あります。自分のボールを打つのは自分自身であり、その飛んで行ったボールの行方に責任をもつのは当然、打った本人なのです。プレー続行不可能の状況でない限りは、グリーンにオンするまではボールはあるがままでプレーするようにしましょう。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
本日は関西ゴルフ連盟主催のインタークラブ奈良西地区予選の支配人説明会が会場の奈良ロイヤルゴルフクラブであり出席しました。
インタークラブとは関西ゴルフ連盟加盟クラブのクラブ対抗戦で、今年で71回を数えます。奈良県は奈良西地区(14クラブ)と奈良東地区(14クラブ)に分かれており、奈良柳生カントリークラブは奈良西地区で予選を争います。
奈良県以外に、兵庫地区は5地区、大阪府は2地区、京都府2地区、滋賀県1地区、和歌山県1地区の13地区に分かれ200クラブがクラブの名誉をかけて8月23日、争われます。予選を勝ち抜いたクラブにより9月9日、茨木高原カンツリー倶楽部で関西NO1クラブを決定します。
当クラブでは昨年1年間の競技成績を基に55歳以上5名、54歳以下5名の上位10名をノミネートしインタークラブ代表選手選考会を実施しています。今月半ばには代表選手が決定する予定です。昨年は13クラブ中、11位と奮いませんでしたが今年こそベスト5、あわよくば決勝進出を目指すべく最強の代表選手を選考中です。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
梅雨明けと同時に連日、猛暑が襲い電力会社の節電要請もあり、過度なエアコン停止は熱中症を発症する危険性があるとテレビニュースなどでは熱中症対策を呼びかけています。とくに夏のゴルフに限らず屋外で行うスポーツは炎天下で長時間いるだけに暑さ対策には万全を期してください。
熱中症の症状について新聞に掲載されていた記事を掻い摘んで紹介します。
1)強い日差しを浴び続け「立ちくらみ」や「めまい」を起こした場合は、軽度の熱中症と判断して木陰や日陰に入って休んでください。
2)体が急にだるくなり「吐き気」や「頭痛」がひどくなってきた場合は、勇気をもってプレーを中断してクラブハウスやコース売店など冷房の効いた部屋で横になり体を休めてください。
3)フラフラして「真っ直ぐ歩けない」「けいれん」したり「意識がない」などの症状が出た場合は即刻中止し、救急車を呼んでください。
熱中症は高齢者に多いと錯覚している方がいますが、高校球児が熱中症で倒れて試合ができずコールドゲームになった例もあるように年齢は関係ありません。むしろ「若いから大丈夫」と思われている方ほど無理をして発症することがありますので過信しないように。
熱中症の予防で肝心なのは水分補給と塩分補給です。スタート前には必ずスポーツドリンクなど持参してください。大量に汗をかきますので、これを補給するためにスポーツドリンクなどで水分をしっかりとってください。同じ水分でも途中のコース売店やハーフ休憩のビールやアルコールは我慢しましょう。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
本日は兵庫県、滋賀県などのグリーンキーパー有志により設立されたプロフェショナル・ターフ・マネージャー(PTM)会のコース検討研修会が当クラブで43名が参加して開催されました。
この会はメンテナンス技術の向上をはかる研究機関とするとともに会員相互のつながりを深めることを目的に、年に3回開催されているそうです。今回は本会の活動うぃ広げて行くとともに他地区見学を兼ねて奈良柳生カントリークラブで開催されました。本会の会長は大山ゴルフクラブの管理部長兼グリーンキーパーの入江俊秀氏。
今回はコース見学の後、「ベントグリーンの夏越し管理と葉身分析の活用」をテーマに東洋グリーンの趙 徹氏の講演がありました。豊富なサンプリング調査によるデータ分析など科学的グリーン管理の手法を講演していただきました。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
近畿地方では7月8日に梅雨明けしてから昨日、今日と快晴の好天気に恵まれました。梅雨明け後、初の週末にメンバーの皆様も多数来場され、大汗をかきながらゴルフを楽しまれていました。
「暑くて大変だったでしょう?」とお声をかけると「プレーしてるとそれほどでもないですよ。暑いことは暑いですが、気持良いです。青い空の下、緑の芝の上を白いボールを打っていく爽快感はゴルフの醍醐味です。体中から汗が噴き出してきますが、健康的で気持の良い汗です」と皆さんご満悦でした。
本日は60歳以上のシニアの方とレディースの合同競技である「シニア&レディース競技」が行われました。暑さに負けず青空の下、熱戦が繰り広げられました。
杉本真美プロが主宰するジュニア教室「ユーロマミ倶楽部スーパースターズクラス」のジュニアも猛暑の中、真剣に練習に取り組んでいました。8月26日に当クラブで行われる奈良県ゴルフ協会主催の第6回奈良県ジュニアゴルフ選手権(小・中・高)にこのジュニア達全員が出場するとのこと。練習の成果を期待したいと思います。
※快晴の好天気をバックにクラブハウス前やコースの写真を撮影しました。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
このブログ欄でも何度か書いてますが、ゴルフ場における労働災害について、支配人会では労務委員会を中心に労災事故ゼロを目指すと共に、従業員の安全に対する意識の高揚を図り、労働環境の改善を図るべく努力しています。
関西ゴルフ連盟支配人会・労務委員会が平成22年度の労働災害調査報告書&事故事例集をまとめた小冊子が届きました。この調査結果によると、東近畿地区(兵庫県を除く2府3県)での発生件数は、平成22年度で98件で前年の96件に対して2件増でしたが、死亡事故が2件、しかも2件とも奈良県で発生したのは残念でした。
ゴルフ場での労災事故は、どのような事故が多いのか事故事例集から見ると、東近畿地区での発生件数98件のうち、キャディ部門が58件で59%と半数以上を占めています。そのうち打球事故が8件で残りはキャディの行動による災害、いわゆる滑った転んだの事故が多いようです。
コース管理部門は、40件の発生で40・8%で車両機械や工具を使用しての作業中の事故が多い。車両機械の操作を誤ったり、重機の下敷きになったりなどコース管理部門の事故が発生すると 重大事故になる。昨年も機械に(散布機)にひかれて死亡事故が起りました。
ゴルフ場における労働災害はキャディ部門、コース部門に限らず高齢化が進み、斜面で足を滑らせ転倒しただけで負傷したなどの行動災害が圧倒的に多いのが問題です。
平成22年度の労災ゼロ達成クラブは奈良県では30クラブ中、当クラブを含めて13クラブがゼロ達成しました。今年度もゼロ達成を目指して安全に対する意識の高揚を図り労働災害撲滅を目指しております。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
近畿地方もようやく梅雨明けとなりました。気象庁(ホームページ速報による)は本日、近畿をはじめ四国、中国、東海の各地方で梅雨明けしたとみられると発表しました。いずれの地方も昨年より10日~13日早いそうです。
気象庁によりますと日本付近で太平洋高気圧が一時的に強まり梅雨前線が北上したとのこと。近畿など4地方では今後、雨の日が減り、日照時間が長くなるそうです。
本日の近畿地方は兵庫県の豊岡市で35・8度の猛暑日を記録、京都で33・2度、大阪32・7度、奈良32・5度の真夏日を観測(午後1時現在)したそうです。
いよいよ夏本番、暑さ対策をしっかりして健康な汗をどんどん流してください。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
昨年7月6日に当クラブのホームページにブログ欄を設けて書き始めてから、ちょうど1年が経ちました。主に奈良柳生CCの出来事やメンバーの皆さんに、いち早くお伝えしたい情報などを書き連ねてきました。
メンバーの皆さんに毎月1回の事務局だよりで情報をお伝えしていますが、より早くお伝えすべき情報が月1回では遅すぎることが多々あります。こうしたときにホームページのブログを活用して情報発信すればリアルタイムで情報をお届けできると実験的に書き始めました。
正直なところ、当初3ヵ月を目途にスタートしたのですが、メンバーの皆さんをはじめ、思わぬ方から「毎日見てます。クラブのことだけでなく、ときにはゴルフ談義など毎日楽しみにコンピュータを開いてます」といった声をいただきました。
お陰で3ヵ月で止めるつもりが半年、1年と続いてしまいました。本来ブログは、日記のようなものでもっと自分自身のことを書き連ねるのが本当なのですが、趣旨は奈良柳生CCの情報をいち早くメンバーにお伝えすることを目的にしてますので、あまり自分自身の個人的なつまらない情報は極力書かないようにしてます。
昨年7月6日にスタートして丸1年、ほぼ毎日更新してきました。天気のこと、コースのこと、レストランのこと、ゴルフの話題やルール・マナー・エチケットのことなど、これからも頑張って続けて行きたいと思いますので、 宜しくご指導のほど、お願い申し上げます。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
第3回奈良柳生レディースオープンが本日、48名が参加して行われました。このコンペは女性グルメのための贅沢なゴルフコンペと称して昨年11月に第1回を開催して今回で3回目。今回も料理長が地元で採れた素材を七夕にちなんだ涼風手桶弁当に仕立て上げました。
梅雨の晴れ間、絶好のコンディションの中、18ホール・ストロークプレーで熱戦が繰り広げられました。参加者全員ダブルペリアで中島ひとみさんが43、47、グロス90、ネット72の好スコアで見事優勝されました。2位にはネット72・2の大高マサエさん、3位には藤原美樹さんがネット72・6で入りました。
参加者全員の成績表はこちら
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
気象庁が7月1日に発表したデータによると今年の6月下旬は統計を取り始めた1961年以降、最も高かったそうです。6月下旬の平均気温は東日本で平年より3・8度、西日本で同3・3度高く観測史上最高を記録したそうです。
6月でこの暑さですから梅雨明け後の本格的な夏になるとどれほど暑さが厳しいか懸念されますが、気象庁情報課によると「この異常高温は一時的なもので、昨年の夏のような記録的な猛暑にはつながらない」とのことです。同庁の7月~9月の3ヶ月予報では気温は平年並みとの予測ですので、いく分安堵しています。
写真は梅雨の時期に一番似合う「紫陽花」。16番ホールのグリーン奥に咲いています。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
梅雨明け間近、すでに晴れの日などは30度を超す猛暑日となるなど暑い夏到来です。冷たい水や飲み物を飲みすぎて食欲も減退するのがこの時期です。夏バテ防止にどうのような食べ物を召し上がっているかというアンケートが新聞で紹介されていました。
夏バテ防止にここ一番、奮発して食べる鰻(うなぎ)が圧倒的に多いようです。「土用の丑の日」は私も必ず鰻重か鰻丼を食べています。当クラブのレストランでも夏に入り鰻重やおひつまむしのオーダーが多くなってきました。鰻は栄養豊富でビタミンA、ビタミンB群、ビタミンE、ビタミンDにDHA、EPAなど成人病予防に欠かせない栄養素が含まれているそうです。ちなみに今年の土用の丑は7月21日と8月2日です。
暑い夏こそ辛い物、熱い物をしっかり食べて汗をかくのも夏バテ防止の一策。カレー、坦々麺、餃子などリーズナブルで昼食にはピッタリです。暑いときこそ大汗をかくことが健康の秘訣かもしれません。
一方、日本人の昔ながらの夏バテ防止として好まれてきたのは納豆やオクラ、山芋、ゴーヤ、ズッキーニなどの野菜が疲労回復に最適の食物です。野菜では物足りないという健康な人はやっぱり肉でしょう。それもみんなで囲みながら食べる焼肉、バーベキューは一番のスタミナ料理です。
夏バテ防止といえども鰻を食べたから即、元気になるという訳にはいきません。やはり暴飲暴食を避け、睡眠をしっかりとり、3食の食事をきちんととる規則正しい生活をすることが夏を乗り切る秘訣です。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
九州・沖縄では梅雨明けし近畿地方もそろそろ梅雨明け宣言が発せられるのではないかと思います。梅雨の晴れ間には日本各地で30度を超す猛暑日が続き、群馬、茨城などでは36度を記録するなど今年の夏は猛暑を覚悟しなければならないようです。
時あたかも奈良労働局長名で「職場における熱中症予防に係る緊急要請について」の通達がありました。梅雨明け間近のこの時期に、すでに熱中症が多々発生しているため職場での熱中症予防をはかるようにということです。
職場での熱中症予防は当然ですが、ゴルファーの熱中症も注意しなければなりません。そこでゴルファーの皆さんにも正しく理解していただき熱中症の予防に役立てていただきたいと思います。
そもそも熱中症とはどういう症状であるかというと、高温多湿の中で作業や運動すると体内から汗などで水分や塩分が過度に失われてしまいます。そうすると体調調節機能や循環機能に障害が起き痙攣や眩暈(めまい)、意識障害や死に至るケースもあります。
熱中症の予防策としては水分はもちろんある程度の塩分も必要です。水分補給とともに塩分補給も必要ですから水やお茶ではなくスポーツドリンクや熱中症予防用の塩飴などで摂取してください。高齢ゴルファーは体力的な問題もありますが、意外に水分を補給しない方が多く熱中症を発症してしまうケースが多いそうです。
もしも熱中症を発症した際は、救急車を要請するとともに、速やかに涼しい木陰などに移動避難させ、水分・塩分を補給や脱衣させわきの下を冷やすなどして体温を下げるなどの応急処置をとり、救急車の来るのを待つようにしてください。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
本日朝、鈴木グリーンキーパーと村岸プロと新設のレディースティーの使用開始について協議した結果、7月3日のマンスリー競技から使用を開始することに決めました。芝の活着状態もよく使用しても問題ないとのキーパーの意見で使用開始します。
新設レディースティーは5番ホールが303ヤード(旧343ヤード)、8番ホールが402ヤード(旧477ヤード)、15番ホールが289ヤード(旧339ヤード)となり、近々関西ゴルフ連盟にレディースティー新設によるコースレーティングの再査定を依頼するべく準備中です。
この新設レディースティーによりアウトが2905ヤードから2790ヤードに、インが2830ヤードから2780ヤード、総距離5570ヤード(旧5735ヤード)となります。最近増えてきた女性ゴルファーから「奈良柳生CCはフラットで長く、正味の飛距離がいるため女性は不利、プライベートコンペで女性が優勝するのが難しい。」と意外に女性ゴルファーから不興を買っていました。
もっとも一部の女性メンバーから「なぜレディースティーを短くするのか」という声もありますが、腕に自信のある方は、赤ティーといわず白、青、黒のティーから日常のプレーではラウンドしていただいても結構です。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇