アーカイブ: 3月 2011, 25

2011/03/25

15:16:46, 著者: 阪口 メール , 0 語, 1660 回閲覧   Japanese (JP)
カテゴリ: 施設・設備に関して

コース整備に手を抜くと必ずツケが回ってきます。

 ゴルフクラブとは本来、メンバーという同好の士が集まって楽しくプレーすることを目的としています。したがってホテル並みの過剰なサービスより気軽にメンバーのお名前を呼べる家庭的なゴルフ場でありたいと思っています。

 ゴルフは楽しくプレーできれば良いのですから、あまり押し付けがましいサービスはしないように心掛けてます。そうした過剰サービスよりはコースが良く整備されている方が良いと思っているゴルファーは多いはず。

 ティ-グランドの芝が擦り切れて芝がないゴルフ場も多い。フェアウェーは雑草が多く、ディボットが多いとかコース整備の手抜きをしているのが一目瞭然といったゴルフ場も最近目立ってきました。

 プレー代金の低料金競争のあおりを受けコース整備に要する費用を削減せざるを得ないのが実情です。コースの芝は、今青々しているから大丈夫とばかりに、更新作業に手を抜くと必ず、3ヶ月先、半年先、1年後に見るも無惨なツケが回ってきます。

 あるゴルフ場などはグリーンにカタビラ(雑草)が出てきたにもかかわらず、対処せずグリーン刈で穂を刈り取って目立たないようにしてるうちにカタビラだらけのグリーンになってしまったという事例もあります。

 確かにコースの更新作業には大変な手間と金が掛かります。グリーンやティーグランドのコアリングの後には目砂の散布、この砂代だけでも結構な費用がかかります。さらに肥料や雑草除去のための各種農薬など出費がかさみます。グリーンキーパーから出てくる購入稟議がくる度に、1回くらい飛ばしても良いだろうと悪魔が囁きます。

 悪魔の囁きにのって手抜きをすると確実に、それ相応のツケというか結果が出てきます。ベストターフを提供することがメンバーの皆様に喜んでいただける最大のサービスであると信じて、春のゴルフシーズンに向けてコーススタッフは頑張っています。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇

奈良柳生カントリークラブ

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