いよいよ春真っ盛りの好季節がやってきました。気の早い方は半そでシャツでプレーされてる姿も見受けられます。暖かい太陽の日差しを受けて芝の上を歩いて行く魅力はゴルフならではないでしょうか。ストレス解消には最高のスポーツです。
これからのゴルフシーズンに入り気をつけなければならないのは日焼けです。紫外線を浴びすぎると体に良くないと最近では注意される方も多くなってきましたが、日に焼けた黒い肌は健康的で魅力的だと思っている人はまだまだ多いようです。
近年オゾン層が薄くなり有害な紫外線が年々増加しているといわれてます。この有害な紫外線の浴びすぎは皮膚のシミの発生や肌の老化につながり、皮膚ガンの発症率を高めるそうです。このため紫外線対策をしっかりしてプレーを楽しんでください。
紫外線対策として有効なのはUVカットの日焼け止めクリームを顔、腕などの露出部分に塗ること。帽子は必ず着帽しウェアも半そでよりも長袖シャツを着用することをおすすめします。健康のために日光浴は良いはずといわれていますが、10分もすれば十分、それ以上は有害であることをしっかり認識し紫外線対策を十分にしてゴルフをお楽しみください。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
地球温暖化については全世界で防止に向けて温室効果ガス削減などエネルギーコスト削減の推進を行っています。このほど社団法人・日本ゴルフ場事業協会はゴルフ場におけるエコ活動の推進、温室効果ガス削減に努めていることのアピールを発信するためにエコポスターを作成し、各ゴルフ場に配布されました。
東日本大震災の影響で東京電力、東北電力管内では計画停電するなど節電に努めています。私どものゴルフ場も節電に努めるため空調の温度設定は当面20度前後に設定しています。ビニール袋の自粛、エンピツ、マーカーの再利用、節水、節湯など温室効果ガス削減に努力し、ゴルフ場でできるエコ活動を推進して行きたいと思います。ご協力をお願いします。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
四大クラブ競技(クラブ選手権、理事長杯、キャプテン杯、スクラッチ競技)の今年最初の「スクラッチ競技」予選が本日、行われました。出場資格者29名が参加して18ホール・ストロークプレーで行われました。
戻り寒波の影響で本日も厳しい寒さのためグリーンに霜が降り、朝に予定していたグリーンの刈り込み、ローラー転圧がかけられませんでしたが、晴れの好コンディションの中、熱戦が繰り広げられました。
昨年の覇者・南憲司さんは1番、2番と連続ボギーのスタートでしたが、3番パー、4番でバーディをとるなど3オーバーの39で前半終了。インに入っても安定したゴルフで1バーディ、4ボギーの39、トータル78で予選トップで通過されました。
クラブチャンピオンの今西敏彦さんも1番でダブルボギーのスタートでしたが、3番、4番で連続バーディをとるなど37の好スコアでアウトを終了。しかしインの10番でボギーとつまづきボギーが先行する苦しいゴルフで1バーディ、6ボギーの42、トータル79。トップに1打差で決勝へ。
森啓一郎さんも安定したゴルフでアウト39、イン41、トータル80、トップに3打差の好位置で決勝へ進出しました。以下トータル90までの12名が予選を通過しました。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
ゴルフ場における労働災害が発生した場合、支配人会を通じて労働災害の事故報告書を各ゴルフ場支配人宛に回付されてきます。ゴルフ場の事業における類似の労働災害を防止することや労働災害への注意の喚起、啓蒙を図ることを目的にしてます。
中央労働災害防止協会がまとめた「ゴルフ場の事業における労働災害防止対策」という冊子が支配人会を通じて送られてきました。これによると、ゴルフ場の事業における労働災害の発生率が他産業に比べてひじょうに高く、労働災害の発生率が高いといわれる製造業の1・10や建設業の1・11に対し6・01と発生率が極めて高く驚かされます。
このゴルフ場の労働災害のうち、職種別にみるとキャディ67・3%、コース管理23・4%、その他9・4%となっており、圧倒的にキャディの占める割合が高いのに驚かされます。キャディの事故の多くはボール探しの時に滑った転んだという行動・動作に原因があります。
一方、年齢別にみると、50歳~59歳が35・3%、次いで40歳~49歳の30・5%と高齢者が多い傾向にあります。ゴルフ場の事業従事者はキャディにしろ、コース管理にしろ極めて高齢者が多いことも要因のひとつになっているようです。
50歳以上のキャディの場合、滑った転んだ際に、手首や足、腰などを傷めることが多い。裏を返せば高齢による肉体の老化で転んだだけで筋肉や骨を傷めてしまう。したがって就業前に必ずストレッチや準備運動を十分に行うように指導しているのですが・・・・・。
このブログを書いている最中に京都府のあるゴルフ場で発生したキャディの労働災害事故の報告書が回付されてきました。
52歳の女性でボールを捜している時に、くぼみに足をとられた際左ひざに違和感を覚えつつ1ラウンド従事。帰宅後に痛みがひどくなり病院で診察を受けて左膝半月板損傷で1ヶ月の休業が必要と診断されたとのこと。
この事故報告書を掲示しキャディマスターから各キャディに仕事に従事する前にテレビなどボケッと見てないでストレッチ、柔軟体操など入念に行うよう指導することを指示しました。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
ゴルフクラブとは本来、メンバーという同好の士が集まって楽しくプレーすることを目的としています。したがってホテル並みの過剰なサービスより気軽にメンバーのお名前を呼べる家庭的なゴルフ場でありたいと思っています。
ゴルフは楽しくプレーできれば良いのですから、あまり押し付けがましいサービスはしないように心掛けてます。そうした過剰サービスよりはコースが良く整備されている方が良いと思っているゴルファーは多いはず。
ティ-グランドの芝が擦り切れて芝がないゴルフ場も多い。フェアウェーは雑草が多く、ディボットが多いとかコース整備の手抜きをしているのが一目瞭然といったゴルフ場も最近目立ってきました。
プレー代金の低料金競争のあおりを受けコース整備に要する費用を削減せざるを得ないのが実情です。コースの芝は、今青々しているから大丈夫とばかりに、更新作業に手を抜くと必ず、3ヶ月先、半年先、1年後に見るも無惨なツケが回ってきます。
あるゴルフ場などはグリーンにカタビラ(雑草)が出てきたにもかかわらず、対処せずグリーン刈で穂を刈り取って目立たないようにしてるうちにカタビラだらけのグリーンになってしまったという事例もあります。
確かにコースの更新作業には大変な手間と金が掛かります。グリーンやティーグランドのコアリングの後には目砂の散布、この砂代だけでも結構な費用がかかります。さらに肥料や雑草除去のための各種農薬など出費がかさみます。グリーンキーパーから出てくる購入稟議がくる度に、1回くらい飛ばしても良いだろうと悪魔が囁きます。
悪魔の囁きにのって手抜きをすると確実に、それ相応のツケというか結果が出てきます。ベストターフを提供することがメンバーの皆様に喜んでいただける最大のサービスであると信じて、春のゴルフシーズンに向けてコーススタッフは頑張っています。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
世界に通用するプロゴルファーを育成するために30歳までの若手プロゴルファーやプロゴルファーを目指している研修生などを対象にした「Handa Cup プロミシングゴルファーズトーナメント アンダー30」の予選が4月15日に奈良柳生カントリークラブで行われる予定でしたが、東日本大震災の影響が大きく中止することが決まりました。
このトーナメントは、一般社団法人 国際スポーツ振興協会主催、日本ゴルフツアー機構特別主管、日本プロゴルフ協会特別協力で行われるもので、スポンサーである国際スポーツ振興協会がトーナメント開催にかかる費用を東日本大震災に義援金として寄託することを決定したとのこと。
東日本大震災の被災地や・被災者の深刻な事態を考えると、ゴルフトーナメントも女子プロトーナメントが開幕戦から4試合連続中止を決めており、やむ得ない状況にあると思います。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
昨日はクラブ休場日でしたが、30組以上のコンペの申し込みがありましたので、臨時で貸切営業することになり36組、131人の方が好天気の中で皆さん楽しくプレーされました。
40組以上の貸切コンペなどが入ると、主催者から相談されるのが「ショットガンスタート」についてです。通常のスタートであればトップスタ-トと最終組のホールアウトが2時間以上になり、コンペの表彰パーティーまでの時間が空きすぎ持て余すことになります。このためスタートホールを6~10ヶ所あるいは全ホールいっせいに同時スタートさせるのがショットガンスタートです。
この方式はアメリカで普及しているもので、トップスタートと最終組とのホールアウトの時間差が少なくなる利点があります。アメリカらしい合理的な考え方と乗用カートが普及されているからこそ、なせる業です。
しかしながら問題点も少なくありません。まず参加者全員が組合せのスタート時間に遅れないことが前提です。一人でも遅刻者が出ればコース内の流れは渋滞を起こしてしまいます。
また食事もクラブハウス、コース売店の3ヶ所で準備できる物を用意しなければなりません。何よりも問題はホールアウトして戻ってくる組がアウト、イン2組ではなく、同時にスタートした組全員が上がってくるのですからお風呂は大混雑してしまいます。
通常のスタート方式とショットガン方式、一長一短あります。当クラブでも何度かショットガン方式を主催者の希望で実施したことがありますが「スタートホールが途中からだと何か気が抜ける」とか「脱衣場、風呂が混み合ってゆっくりできない」「昼食をゆっくり落ち着いて食べさせてほしい」など総じて不評の声の方が多いようです。
大コンペの場合、会食パーティーまでの時間が早い組では待つ時間が多いですが、通常の1ラウンドプレーできる点で満足度は高いようです。またお待ちいただく間、主催者の皆さんもいろいろ知恵を絞られて工夫されているようです。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
メンバーの萱村隆司様が3月16日に7番ホール(180ヤード)でホールインワンを達成されました。ご本人いわく「30数年ゴルフをしていますが、ホールインワンは初めての経験です」とのこと。本日、ホールインワン記念に何か寄贈したいとのご相談を受けました。
すでにメンバーの皆様にはご通知していますように、ホールインワンを達成されたホールの記念植樹は辞退させていただいておりますので、萱村様も「何か有効な物に使って下さい」とホールインワン記念として10万円を寄贈いただきました。
鈴木グリーンキーパーと相談し、5番ホールの左の法面(写真上)、9番ホールの左法面、18番ホールの右法面(写真下)に3、4年物(2メートル前後)の黒松を植樹してもらうのが良いだろうという結論に達し、本人にお伝えしたところ「大賛成です。5番、9番、18番の法面が広すぎて大味なホールなので、松で少し引き締めてもらうのがいいですね」と承諾を得ました。
早速、奈良県の森林組合に黒松の3、4年物を250本注文することにしました。50センチ前後の苗松も考慮しましたが、根付きが悪く成長にも時間がかかるため2メートル前後の黒松を植樹することに決めました。
入荷次第、コーススタッフの手で各ホールの所定の場所に植栽して行きます。萱村様有難うございました。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
関西ゴルフ連盟から毎月、マナー、エチケット、ルールを啓蒙するポスターが各ゴルフ場に送られてきます。本日届いた今回のポスターは、時間節約を促す暫定球の奨(すす)めと同伴者のボールの方向確認、球探しの協力を啓蒙しています。以下がポスターの文章です。
「球が紛失したかもしれない、またはOBであるかもしれないと思った場合は、時間節約のため、暫定球をプレーすべきである。また、同組のプレーヤーの打球は全員で方向を確認し、互いに協力し合って球探しをするべきである。」
このポスターを見て、ふと中部銀次郎が書いた本を思い出しました。あまりにも昔のことなので若干思い違いしているかもしれませんが・・・・。
中部銀次郎といえば日本のボビー・ジョーンズともいわれる伝説のアマチュアゴルファー。ゴルフの実力もさることながらゴルフに取り組む姿勢、考え方など不世出のゴルファーの一人です。
この中部銀次郎の言葉に「同伴競技者のボールを見失うのはゴルファーの恥だ」というのがあります。最近のゴルファーを見ていると、同伴競技者が打ったボールが曲がって林の中や深いラフに飛んでいって、打った本人とキャディが探し回っているにも関わらず、われ関せずの人が多い。
ボールの行方を同伴競技者もしっかり確認し、お互い協力し合って球探しをすれば時間の短縮にもなるのですが、自分の打つことばかりに気をやり相手のことなど眼中になし。
プレーの進行のためにも一緒に球探しをする気遣いはゴルファーとして当然のマナー。ただし気をつけたいのは、一緒に球探しをはじめて5分以上かかるようだと、後続組にパスさせることを忘れずに。
中部銀次郎の言葉でもう一つ印象深いのが良いスコアで回ろうと思えば「飛ばそうと思うな」「乗せようと思うな」「入れようと思うな」という欲を取り除くことと説いています。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
昨日プレーされたメンバーから「グレーの色のネックウォーマー」を忘れたので、調べて欲しいとの問い合わせがありました。早速リネンスタッフに連絡したところ、ロッカーに忘れていたとのことで保管してありました。次回の来場時にお渡しすることで無事解決しました。
ゴルフ場にとって落し物や忘れ物は、なかなか厄介な物なのです。実際の持ち主がすぐに気づかれてお問い合わせいただければ、おおよそ解決するのですが、落としたことや忘れたことに気づかれない場合、その品物の保管と処分に困ってしまうわけです。
時計、アクセサリーや財布などの場合、問い合わせがなければ所轄の警察に拾得物として届けますが、こうした高価なものや財布などはご本人がすぐに気づかれてほとんど解決しています。
問題は帽子やゴルフ手袋、肌着、ポロシャツといった警察に届けるレベルでない物の処置です。こうした拾得物をどのくらい保管しておけばよいのか線引きが難しく悩ましいところです。仲の良い支配人と情報交換していますが、「1ヶ月」「半年」「1年」「3年」など様々です。
当クラブでは高価な貴重品や財布は3日保管して連絡がない場合は所轄の警察に届けることを原則にしていますが、帽子やポロシャツ、肌着などの拾得物は特別に保存期間を定めておらず、忘れ物保管箱に集めてお預かりしています。
こうした忘れ物は1ヶ月以内に落としたり、忘れられたりしたことに気づかれればほとんどご本人に戻り解決しますが、気づかれない方の物は保管箱に入ったままほぼ日の目をみません。2年経過後に廃棄処分することになります。
忘れ物や落し物はいつ問い合わせが入るかもしれません。お客さんにとってはそれがどれだけ大切なものかは、私たちにとっては判断できませんから、問い合わせがあれば各部署に問い合わせし探してもらい発見に全力を尽くすようにしています。
出てきてお客様の手に戻ればそれなりの喜びもあるのですが、発見できない時はお客様同様落胆してしまいます。くれぐれも落し物や忘れ物のないようにお気をつけ下さい。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
関西の名門コース・茨木CCの西コースが1グリーンに改造するために、旧グリーンのベント芝を譲っていただいたことを1月29日のブログで紹介しましたが、このベント芝を傷んでいるグリーンのカラー部分の張替えに利用させていただいています。
グリーン周りのベント芝のはみ出し防止と野芝のランナーの侵入を防ぐために、全ホールのグリーンのエッジ切りを行っていますが、同時にカラー部分の傷んだベント芝の張替え作業も並行して行っています。ベント芝の張替えに、茨木CCより頂戴したベント芝を利用させてもらっています。(写真上、中)
ティーグランド横に設置している藤棚も木製のため腐食で朽ちかけて危険なため取り除き、新たにコンクリート製の擬木の支柱に鉄パイプを組み合わせた藤棚が完成しました。藤の蔓(つる)は成長が早く来年の春には藤の花が美しい藤棚に生まれ変わります。お楽しみに。(写真下)
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
東大寺二月堂のお水取りも終わりましたが、昨日、今日と寒波が襲来し猛吹雪が舞いました。朝、スタッフの一人と顔を合わすと「総支配人、車を洗ったんと違いますか?」と詰問されました。反論できず「もう大丈夫だろうと月曜日に洗車した」というなり「やっぱり。総支配人が車を洗うと雪が降るんですから・・・・」たまたまの巡りあわせとはいえ、うっかり車も洗えません。
今日、新奈良ゴルフクラブで奈良県ゴルフ場支配人会がありましたが、午前11時頃から猛烈な吹雪であっという間に積雪、白銀の世界になってしまい、プレーはハーフで中止となりました。
余談はさておき、コースの更新作業をお知らせします。先週でグリーンのコアリングは完了しました。今週はティーグランドの更新作業を開始しました。当初、鈴木グリーンキーパーとコアリングにするかバーチカルにするか協議しましたが、12ミリのタインでコアリングを行うことに決め、15日から開始しました。
2月のフェアウェーのバーチカル、3月第2週のグリーンのコアリング、そして今週から始めたティーグランドのコアリングと続き、今後は除草剤、肥料の散布などが予定されています。春のゴルフシーズンを間近に控えて急ピッチでコースの更新整備の作業が進んでいます。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
11日に発生した東日本大震災。テレビ、新聞など連日連夜報道されており、見るたびに胸が痛みますが、日本中がこの暗鬱な状態では復興もおぼつかなくなります。ここは努めて明るく前向きに頑張っていきましょう。
このブログではもう大震災に関することは取り上げないつもりです。だからといってこの未曾有の痛ましい災害は忘れたりはしませんし、常に頭の片隅に置いておくつもりです。
ところで先日、町の本屋でゴルフに関する面白い本はないかと探していたところ、現役のキャディさんが書いた「キャディさんのナイショ話」(北海道新聞社刊)という本を見つけました。
ゴルフコースの舞台裏を支えるキャディから見た、ゴルフ場の様子、グリーンを彩る百人百様のゴルファーたちの喜怒哀楽を綴ったというだけに、思わず噴きだしてしまう爆笑エピソードから耳に痛い恥ずかしい失敗談まで盛りだくさんに紹介されています。
ゴルファーから見たゴルフの本はたくさんあります。しかし、キャディの視点から書かれた本はほとんどありません。この本を読めばキャディの素顔が全てわかりますという前書きにひかれて手にしてしまいました。肩の凝らない一冊です。機会があればお読み下さい。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
ここ2、3日、春の陽気で梅の花が一気に花開いてきました。クラブハウス玄関前の枝垂れ梅や1番ホールに向う記念植樹地に植えられている紅梅と白梅が美しく花開いてきました。(写真)
奈良柳生カントリークラブより車で20分の月ヶ瀬梅林も七分咲きとのこと。この月ヶ瀬梅林は大正11年に名勝指定を受けている全国屈指の梅の景勝地です。
名張川をはさんで両岸に梅林が広がり、V字渓谷と梅林が融和した梅渓が、早春の梅の香りとともに観光客を魅了しています。毎年三月末にかけて梅まつりが開催され、多くの観光客が訪れます。
平日なら軽く1ラウンドした後に、車で月ヶ瀬へ足を伸ばして渓谷に咲き誇る1万本の梅を観賞してきてはどうでしょう。帰りは名阪国道五月橋ICから西名阪国道経由で大阪方面へスムースにお帰りになれます。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
大地震、大津波で壊滅的な被害を受けている東北を中心とした東日本各地の惨状を見るたびに心が痛みます。昨日からフロントでこの大震災による被災地への義援金を募るべく募金箱をフロントに設置しました。寄せられた義援金は日本赤十字社を通じて寄託しますので、より多くのご来場いただいた皆様から精算時のつり銭など寄付していただければと思います。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
昨日11日午後2時46分頃、三陸沖を震源とするマグニチュード8・8という国内観測史上最大の地震が発生しました。遠く離れた奈良市内や大阪市内で横揺れが長く続きました。テレビ画面に映し出される巨大津波が襲いかかる様は、恐怖に慄きました。
巨大地震が発生した30分後くらいに、ちょうど17番のティ-グランドいたというプレーヤーから「17番の池の水がサーッと引いたかと思うと、今度は逆に大きく寄せてきた。池の水が引いたり、寄せてきたりしたので、何故かなと思っていました。東北で大きな地震があって津波による影響だったんですね。」とロビーのテレビニュースを見ながら話してくれました。
この大地震の影響で、本日エントリーされていたお客様も仕事の関係の方や関東・東北にお住まいの関係者が被害にあわれた方など、地震によるキャンセルの方が多く巨大地震の影響は計り知れません。これからますます地震による被害は増えていくと思われますが、何よりも多くの人命が救われることと被害が拡大していかないことを祈りたいと思います。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
朝から雪が舞う寒い寒い一日でした。近郊のコースでは積雪でクローズとの報。午前午後と、ときたま前が見えなくなるくらいの猛吹雪でしたが、地熱があり積もる心配はありませんでしたが、この寒さには閉口しました。
昨日、グリーンの更新作業(コアリング)は完了しました。まだまだ砂が落ち着いてませんので、転がりのスピードなどに不満を感じられると思いますが、春のシーズンには最高の状態で迎えるための更新作業とご容赦下さい。
2月のフェアウェーのバーチカル、3月第2週のグリーンのコアリングと進み、来週はティーグランドのバーチカルもしくはコアリングを行う予定です。
4月のシーズンインに向けてコーススタッフもいよいよ熱気を帯びてきました。4月にはベストターフで皆様をお迎えすることができるはず。メンバーが胸をはってゲストをお連れできるように頑張っておりますのでコンペ等、奈良柳生CCへお誘いいただきますよう、宜しくお願いします。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
最近ようやく春らしいポカポカ陽気になってきたなと思いきや急激な冷え込みで昨日、今日と滋賀県や京都府の一部ではうっすらと雪が積もっているとのこと。
東大寺二月堂のお水取りが終わらないと本格的な春はこないとよくいわれてますが、草花の芽吹きが感じられます。この時期、よく三寒四温とかいわれるように、冬から春へのまさしく季節の変わり目といえます。こうした温度差が日によって違うとなかなか体調管理は難しく病気やケガをすることが多いので注意してください。
フロントでお客様をお迎えしていますと、マスクをされた方が日に日に増えているようです。風邪のためのマスクではなく、花粉症の花粉除(よ)けのマスクだそうです。マスクをされたメンバーに声をかけると「ここ3、4日急激に鼻がムズムズし花粉が飛び散っています。嫌な季節が到来です」と。
テレビの天気予報の最後に流れる花粉情報は、昨日今日と「多い」らしい。当クラブのキャディやコース売店、フロントのスタッフなども花粉症に悩まされてる者が多く、いろいろな花粉症対策を講じているようですが、なかなかこれという妙案はないようです。これほど先端医療技術が進んでいる現代、きっと近いうちに療法が見つかるはず。それまでのご辛抱です。煩わしいでしょうが当面マスク着用でゴルフをお楽しみください。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
グリーンの更新作業、コアリングをお知らせした通り、昨日から開始しました。このコアリングという作業はグリーンの管理において最も重要な作業といえます。この時期、気温より地温の方が高いため、1年の内で根が一番伸長します。このため根毛がより伸長しやすい土壌環境を作ってやるわけです。
今回のタインは8ミリで深さ90ミリのコアリングを行っています。コアリングすると当然、径8ミリの孔(穴)が開くわけで、これに目砂をグリーン全体に薄く入れ、スライシングして穴を塞いでいきます。当然プレーするプレーヤーからは若干のクレームも出ますが、元気な根を育て上げるための重要な作業であることをご理解ください。
<写真上>バーチドレンでコアリングしていく。
<写真中>径8ミリ×深さ90ミリのタインでコアを抜いていく。
<写真下>目砂をスライシングして完了。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
レストランの大串料理長から「寒ブリのいいのが入りました。今からさばきますのでブログ用に写真を撮りませんか?」と内線電話が入りました。ブログのネタになるなとレストラン厨房へ。
今週の日曜日のサンデースペシャルランチに提供する寒ブリ。14・4キロの脂の乗った天然のブリ、見事なもんです。寒ブリは豊漁で値段もかなりお安くなっているとのこと。
マグロの解体ショーではありませんが、15キロ近い寒ブリをさばくとなるとなかなか見ごたえがあります。手馴れた包丁さばきで解体ショー?は10分ほどで終わりました。
日曜日にお出しするのは脂の乗った寒ブリの柚子庵焼き。柚子の風味が寒ブリの旨味をさらに引き立てます。限定20食です。ぜひご賞味下さい。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
ゴルフはやっぱり楽しい。いいスコアで回れればなお楽しい。本日は「マンスリー競技」開催。天気予報も幸い雨は夜からとの報。1月、2月のマンスリー競技は冬眠中でお休みされてた方も、ようやく啓蟄(けいちつ:大地が暖まって冬の間地中にいた虫が這い出てくる3月5、6日頃)よろしくマンスリー競技に参加のため多数来場されました。
Aクラス78名、Bクラス87名の165名のメンバーが参加されました。ゴルフは競技ですからスコアにこだわることも必要ですが、何よりもプレーを通じて多くの人と親しく交われるといううれしい効用があります。顔なじみのメンバーと常に一緒の組でプレーするよりも、常に違ったメンバーとプレーを通じて数多くの人々と知り合えることこそクラブライフの喜びであり醍醐味でもあると思います。
フロントに設置しているクラブ競技のエントリー帳、たまには存じ上げないメンバーの組にサインすればいかがでしょう。競技の組み合わせでスタート室を悩ませているのが、キャンセルが出たときの組み合わせの変更。いつも一緒のゴルフ仲間の組を組み替えしようものなら血相変えて抗議される方がたまにおられます。
ゴルフの最大の効用ともいえるプレーを通じて数多くの人々(メンバー)と知り合えるチャンスをむざむざ逃す手はないと思うのですが・・・・・。来月のマンスリー競技には思い切って面識のないメンバーの組にエントリーしてはいかがでしょう。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
明日のサンデースペシャルランチは「ハンバーグランチ」です。国産牛を使った自家製手作りにこだわった逸品です。限定30食です。ぜひご賞味ください。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
団塊の世代が次々と退職して行く。会社勤めのサラリーマン時代は名刺を出せば互いに一定の敬意を表してくれていました。
しかしながら、ひとたび退職すれば職場の同僚や取引先相手からも遠ざかり、声も掛からなくなってしまう。ゴルフも現役時代は同僚や取引先相手のゴルフ仲間に声をかければ1組や2組はすぐに作れたのに、退職してしまえば、体よく断わられたり、声もかからなくなってしまうという悲哀を感じるという声をよく聞きます。
現役時代、いくら重役だ部長だといっていても所詮、名刺(会社)あってのこと。いくら面倒見の良い人であっても、人柄が良くても退職すれば一介のふつうの人です。
こうした悲哀を味あわないためにも退職後の楽しみや、やり甲斐を見つけないといけません。たとえば率先して自治会活動やマンションの管理組合など人のお世話をしたり、趣味をもち同好の士と楽しむなど真剣に考えておかないと奥さんからも見放される孤独な老人になってしまいます。団塊の世代の私も自戒をこめてこのブログを書いています。
その点、ゴルフを趣味とするゴルファーは健康的にも最適ですし恵まれています。ゴルフクラブのメンバーになってしっかりメンバーライフを享受すればいい訳です。ゴルフクラブは、いわばゴルフを愛好する者同士で創造されたクラブコミュニティである訳ですから。
メンバーとしてクラブ競技に参加したり、メンバータイムを利用してメンバー同士、交誼を図ればゴルフ仲間は自ずから増えて行きます。元職場の仲間や取引先のゴルフ仲間をあてにしなくても、自分の所属するゴルフクラブのメンバーと好きなときに一人で出かけて行きクラブで同伴者を見つけて気楽にゴルフを楽しむことができる訳です。
年々団塊の世代が退職して行く時代だけに、こうした本来的な「ゴルフクラブ」がますます望まれて行くと思いますが、日本の多くのゴルフクラブは会員制と称していますが、「社交施設」ではなく単にゴルフをする「スポーツ施設」に重きを置いてるようです。当クラブはメンバーが一人で気楽に来れる真のゴルフクラブでありたいと願っています。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
いよいよ明日から国内女子プロのトーナメントが開幕します。第1戦は沖縄・琉球ゴルフクラブで「ダイキンオーキッド・レディース」が行われます。待ち遠しかったゴルフシーズンが到来です。
このトーナメントで話題になっているのが小学6年生が出場することです。予選を勝ち抜いて見事出場権を得た地元・沖縄の小学生、新垣比菜さん(12歳)、トーナメントでも予選をぜひ通過するよう、活躍を期待したいものです。
当クラブでも本日は雛祭りにちなんで女性対象の「第2回レディースオープンゴルフコンペ」を開催しました。11組42名が参加して熱戦が繰り広げられました。
このコンペはゴルフもさることながら、お昼のランチにグルメの女性をも唸らす料理が味わえる人気のコンペです。レストラン大串料理長の1品、1品手のこんだ雛祭りに相応しい料理に皆さん舌鼓をうっておられました。
参加賞のお土産も前回は地元で収穫された野菜セットに代わり、今回は朝採りの奈良の色鮮やかな大粒で甘いいちご(ことか)をお土産にお持ち帰りいただきました。
早速、「次回はいつですか?」という声も寄せられました。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
花のなる木を仕入れに奈良県磯城郡田原本町にある奈良県花き植木農業協同組合の競り市に行きました。この時期、さすがに梅の木が豊富にでており白梅、紅梅など見事な枝ぶりの梅の木が競りにかけられていました。
姉妹コースの箕面ゴルフ倶楽部がコース改造地に植樹する花水木、木れん、こぶし、梅、桜などを仕入れるため付き添って行き、当クラブでも山茱萸(さんしゅう)という黄色い小さな花をつける木(写真下)を3本仕入れてきました。
この競り市は造園業者など入札資格を持っていなければ競りに参加できませんので、知り合いの協同組合の理事にお願いして希望の木を競りで落札してもらいました。詳しくはいえませんが市価の半値以下、驚くような価格で仕入れることができました。
※写真は競りの模様と仕入れた木々。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇