門松を12月24日に玄関前に飾り付けたことは、すでに本欄でお知らせ済みですが、ご来場の方から「いくらなんでも松飾りは早いことないですか?門松を立てるにも日が決められているのではないですか」とのご指摘がありました。
年末年始の業務の流れで迎春準備をしており、門松をどの日に飾り付けなければならないかとか、いわれなど知ることもなく慣例だからと軽い気持ちで松飾りの準備をしていました。
早速、門松について文献を調べてみました。なぜ門松を立てるかというと、お正月に神様(年神)が地上に降りてくる日が正月で、神様が私たちの家に降りてくる時の目印として門松を立てるそうです。
では、この門松、いつ設置するのが良いのか決まっているかというと、別に決められていません。ただしこの日は避けた方が良いという日は、12月29日と31日です。
29日は「二重苦」につながるといわれ、また9の末日でもある「苦待つ」と解釈されるためだそうです。一方31日に飾るのは「一日飾り」といって神様をおろそかにするということから、29日と31日は避けるのが良いらしい。飾りつけは大体12月24、25日頃から28日までに飾るのが良いとされています。
また、取り除くのは1月6日の夕方に片付けはじめたり、翌7日の「七日正月」の松の内まででも良いし、15日の小正月まででも構わないとのことでした。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇