今年度から日本ゴルフ協会(JGA)は、JGA主催競技への参加にはJ-sysというハンディキャップ査定システムで算出したハンディキャップを保有した者でないと出場を認めないとして強引にJ-sys導入を図っています。
関西ゴルフ連盟など他地区連盟主催競技の関西アマをはじめミッドアマ、シニア、女子、ミッド女子等々はJGA主催競技のいわば゛予選競技゛も兼ねていると思います。この他地区連盟主催競技の出場条件、資格にはJGAハンディキャップ9・4以下(関西アマ)とか13・4以下などという資格を満たしておれば出場することができます。
こうした競技に出場し一定の上位者にはそれぞれのJGA主催競技(日本アマ、日本女子、日本シニア等々)への出場権が与えられています。
しかしながら各地区連盟の競技を通過し出場権を得てもJ-sysで算出したハンディキャップが必要だというのです。誠におかしな話で、各地区連盟が主催した競技で、その競技の出場資格・条件であるJGAハンディキャップを提出し出場を認められ、健闘しJGA競技の出場枠に入ったにもかかわらずJ-sysで算出したハンディキャップ証明が必要だという。
当クラブ会員2名が今年のKGU主催競技で見事にJGA主催競技への出場資格を手にしたにもかかわらず、一人は海外での休暇中でJ-sysの手続きなど間に合わず出場できませんでした。
こうしたアマチュアのトップ競技はスクラッチ競技でアンダーハンディ競技ではありません。各地区連盟競技が事実上の予選競技でもあり、その出場条件・資格を満たして出場し見事゛予選通過゛しているにもかかわらず、その出場資格に再度J-sysによる算出したJGAハンディキャップが必要だというのですが、まったく理解できません。
JGA傘下ゴルフクラブのほとんどが強引なJーsys導入に反対しているための対抗手段、嫌がらせとしか思えません。
一方でインターネットサイトの大手ゴルフダイジェストオンラインや楽天GORAと手を組み年間2520円でJGAハンディキャップを個人に乱発する。そのハンディキャップも個人が携帯電話やパソコンからスコアを自由に入力ができ、その信用性、信頼性は疑わしいにもかかわらずJGAハンディキャップとして認定されるのですから、なんとも矛盾しているといわざるを得ません。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇