今日の新聞各紙に東大寺の来年の二月堂修二会(お水取り)に参籠(さんろう)する11人の練行衆(れんぎょうしゅう)が発表されたとの記事が掲載されました。
行に籠る練行衆と配役で、和上に当クラブ理事長の筒井寛昭上院院主が初役となられます。
筒井理事長の著書「もっと知りたい東大寺の歴史」を早速紐(ひも)どきました。 ゛修二会という行事゛についてこう解説されてます。
現在のお水取りは、寺内僧侶の半分近くの11名が参籠する東大寺最大の行事で2月20日より3月14日まで23日の行法である。厳密には12月16日に参籠する僧侶の発表があった日から始まるとのこと。
練行衆とは、参籠する僧侶を練行衆とよび、11人それぞれの役割をもっている。和上、大導師、咒師(しゅし)、堂師、総衆之二、南衆之二、中灯、権処世界、処世界と呼ばれる役である。
この修二会は752年の奈良時代から続く伝統行事で、来年で1260回目を迎えます。とくに3月12日より14日に行われる達陀(だったん)という堂の中で水天・火天が法螺貝と錫杖(しゃくじょう)の音にあわせて松明(たいまつ)を振り回す儀式は有名です。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇