紅葉が深まり木々の落葉の始末にコーススタッフも追われています。この時期になると芝生の成長もとまり、暖かい春まで休眠状態になります。シーズン中の忙しいコース作業も一段落です。
鈴木グリーンキーパーとシーズンオフのコース作業の打ち合わせを何度か行い、作業予定を20日の理事会で報告しました。シーズンオフのコース作業は枯木の伐採や樹林帯の整備やOBなどの白杭や赤杭の打ち直しやコースの排水工事などを行います。
特にこのシーズンオフはバンカーの排水不良の改修工事を重点的に行う予定です。
当クラブはバンカーの数が81あり、バンカーの総面積は約2万平米と多く戦略的ポイントになっています。この81のバンカーのうち62箇所のバンカーが排水不良となっています。バンカーの排水設備もオープンから14年を経ると目詰まりなどで30ミリ程度の雨量でも水が溜まるようになりプレーに支障がでます。
当然、その都度排水不慮箇所の整備は行っていますが、なかなか改良されないのが現況です。
オープン以来14年の間に大雨による砂が流れたり、毎日の乗用バンカーレーキによる整備でバンカー内の壁部分や周辺部の土が削られて徐々にニコという泥が砂に混じってしまい、これが原因で排水管が目詰まりを起こして水が排水されず溜まってしまう原因になっています。
すでに改修工事は1番ホールから順番に施工しています。工法はユンボでジャミ(砕石)の層まで砂を出して、水を流し排水管の洗管をし、排水されているか確認してから目詰まりを起こさないようメッシュを敷いて新しいバンカー砂を入れて行きます。
プレー中にバンカーの作業中に出会いましたらご迷惑をお掛けしますがご容赦ください。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇