一昨日、研修会が行われました。プレー後のミーティグに出席し、クラブ事務局からの連絡やコースの更新作業などを報告しておりますが、出席者からルールのことやコースの問題点なども指摘していただいております。
今回ご指摘いただいたのは、キャディのディボット埋めを徹底するようにとのことでした。目砂袋を持ちディボット跡を埋めて行くキャディと目砂袋を持たずにまったくディボット跡を埋めて行かぬキャディがいると指摘されました。ディボット埋めはキャディの当然の業務であるにもかかわらず、横着をかましているキャディがいるとのことで、早速、スタート室で徹底指導することにしました。にもかかわっらずディボット埋めをしないキャディがいればスタート室にその旨、報告してください。厳重に注意し徹底指導するようにいたします。
もう一点指摘されたのは、グリーン上のピッチマークの修復です。これもキャディとしてグリーン上にピッチマークが残っていれば当然修復することが努めですが、基本的にはプレーヤー自身がつけたピッチマークはプレーヤー自身が修復するのが責務であることを理解していただかなければなりません。それと最近のゴルファーに多いのはバンカー内の自分の足跡やショット跡をならすのはキャディの仕事と思っている人が案外多いことです。
ゴルフ規則のエチケットの項「コースの保護」で明確に記載されています。
<バンカー>バンカーから出る前に、プレーヤーは自分が作ったバンカー内の穴や足跡はもちろん、近くにある他のプレーヤーの作った穴や足跡もすべて入念に埋め、平にならしておくべきである。
同様にグリーン面にできたボールマーク(プレーヤー自身の球によるものに限らない)を入念に直しておくべきである。と明記されています。
グリーン上のピッチマークの修復やバンカーならしなどの作業は本来、プレーヤー自身がやらなければならないのですが、キャディの過剰サービスがプレーヤーの守るべき義務、責務を放棄させているのではないかと思う今日この頃です。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇