古い書籍を整理しつつページをペラペラとめくって見ていると、興味深いコラムが目に付いたので、その一部分をご紹介します。
ゴルフダイジェスト社が発行するゴルフ場セミナー誌(平成18年12月号)の「今月のティ・オフ」というコラム(原 良也氏)で自己責任のゴルフは教育にも理想的と題して書かれている。以下5行原文抜粋。
「ゴルフは教育としても、理想的だ。格闘技のように相手を倒すのではなく、コースを相手にすべてにおいて自分の責任でプレーする唯一のスポーツだ。同伴競技者に迷惑をかけない、マナー、エチケットも守る、スコアは正しく自己申告する。どれをとっても、道徳、倫理観などを養うには絶好の場だと思う。自己の精神力を鍛える、あるいは人格を磨く最高のスポーツ。」
ゴルフ人口が年々減少傾向にあり深刻な問題です。幸いゴルフ好きの団塊の世代がリタイアされ、健康管理の一環としてゴルフを楽しまれており、このシニア層とレディース層でゴルフ業界はもっているといっても過言ではありません。しかしいつまでもこうしたシニア層に頼っているわけにいきません。いかにして若い人たちにゴルフをしてもらうかに架かっています。ジュニアを含めて10代、20代の若い人たちにいかにゴルフをしてもらうかです。
若い人たちにゴルフの魅力を語るには前述の原氏の言葉がなかなか説得力をもつと思うのですが・・・・。ご子息にゴルフを覚えさせて家族ぐるみでゴルフが楽しめるようになれば素晴らしいことだと思います。ゴルフを通じて家族のコミュニケーションをはかってみてはいかがでしょう。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇