10月3日の予選を経てクラブ選手権、シニア選手権とも本戦のマッチプレーが始まりました。今日、クラブ選手権は1、2回戦を、シニア選手権は1回戦をいずれも18ホール・マッチプレーで争われます。
クラブ競技で最も権威ある実力ナンバーワンを決める大会だけに、予選を通過された選手はいずれもクラブを代表するトッププレーヤーです。
午前7時半、アウト・インに分かれてクラブ選手権1回戦がスタートしました。ご存知のようにマッチプレーは、他の一般プレーヤーのプレーに対してコース上の先行権を有していますので、クラブ選手権、シニア選手権のマッチプレーの選手がきますと、現にプレーしている組はパスさせていただくのですが、このパスがもとでしばしばトラブルになることがあります。
通常、上位16名のマッチプレーになりますと1回戦は8組がアウトからスタートして行き、ハーフターンでこの8組をパスさせるため、一般のプレーヤーのスタートが遅れたり、プレーを中断していただいたりと迷惑をお掛けすることになります。この8組が通過するのにおおよそ1時間前後あるため、何も知らない一般の方はスタート室に苦情を言いに来られることがあります。
当クラブは10年ほど前から、この8組をアウト・インに分けて4組づつのスタートにし、パスさせる時間を極力減らすように工夫しました。この方式になってからはパスによる苦情はほとんどなくなくなりスムースに運営できるようになりました。
よくいわれるのがマッチプレーを戦っている選手は、パスは当然という気持ちや態度でプレーせずに、パスさせてもらった一般プレーヤーへ帽子に手をかけ軽く会釈するなり、ひと言「お先に」と挨拶する心遣いがあれば雰囲気も和らぎパスさせる側からも「どうぞ」とか「頑張って下さい」という声が自然に出てくると思います。そういった互いの心遣い、思いやりこそがゴルフの精神だと思います。常に相手を敬(うやま)い、思いやる心を持つ会員が集うゴルフクラブにして行きたいと考えています。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
クラブ選手権1回戦成績。
○村上 英也5-4●本多 久夫 ○南 憲司6-5●中嶋 峰男
○山内 久男2-1●永岡 栄 ○今西 敏彦4-3●田口 雅浩
○大久保憲一2-1●永岡 悟 ○岡崎 耕司5-4●岩佐隆太郎
○中山 勝美4-2●川崎 逸男 ○加藤 研士4-2●平岡大二郎
クラブ選手権2回戦成績。
○村上 英也3-1●山内 久男 ○今西 敏彦2-1●南 憲司
○中山 勝美2UP●大久保憲一 ○加藤 研士3-1●岡崎 耕司
シニア選手権1回戦成績。
○藤原 安廣1UP●國分 清和 ○寺川 陸三6-4●田辺 耕平
○木家 裕史1UP●藤木 安光 ○渕上 哲夫3-2●古庄 育則
(19H)