当クラブのレストランで使用する野菜は全て地元・大柳生の農家から直接仕入れた「産直野菜」です。新鮮かつ無農薬で作られた野菜は安心して召し上がっていただけます。
今年、地元農家から大串料理長にお奨めの野菜として「宿儺(すくな)かぼちゃ」が提案されました。この「宿儺(すくな)かぼちゃ」は飛騨の伝統野菜でヘチマのように長細く、栗のようにほっこりとした味わいの珍しいかぼちゃとして岐阜高山市丹生川町内で、自家用野菜として栽培が続けられています。ヘチマのような形をしており長さは50センチくらい、重さは1個2・5キロ前後で淡い緑色の滑らか肌に濃い緑色のまだら模様が入っています。果肉は鮮やかな黄色で栗のような甘いほこほこ感があります。
この「宿儺(すくな)かぼちゃ」を仕入れレストランで皆様に提供しようと企画していたところ、30匹くらいのサルの集団が地元大柳生に出没しトウモロコシ、スイカ、トマト、かぼちゃなど暴虐の限りを尽くすなど荒らしまわっています。このため農作物にたいへんな被害が出ています。とくに甘く美味しい「宿儺(すくな)かぼちゃ」は狙い撃ちされたかのように無惨な残骸を残しています。今年から初出荷する予定だったものが、ほんのわずかしか収穫できず仕入れることができなくなりました。
地元大柳生ではサル以外にもアライグマも農作物を荒らしまわっており、その対策に頭を悩ませているそうです。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇