日本全国、各地で局地的なゲリラ豪雨が猛威をふるい土砂崩れ、土石流など大きな災害を引き起こしています。ゴルフ場でも山口県のゴルフ場が土砂崩れでフェアウェーが大きく土砂で埋まってしまうなどの被災ニュースが流れています。
ゴルフ場の造成には何百万立米(リューベ)という土を動かして造るだけに切土、盛土に関係なく1時間に100ミリを超す集中豪雨にあうと土盤が緩み崩落するケースがたまにあります。
ただゴルフ場造成にあたっては厳しい開発条件が課せられており、とくに下流域への河川への放流水に関しては、調整池、堰堤の設置など危険災害の起こらないよう、厳しい開発条件をクリアして造成してますし、最新の土木技術を駆使して作り上げているため、よほど手抜き工事をしない限り安心です。
しかしながら自然の力は無限で我らの人知(人間の知恵)を超えた豪雨に非力であることがいやというほど知らされました。大きな被害を受けられた方々に対してお見舞いを申し上げます。
奈良県でも7月に入り各地で土砂崩れや崩落のニュースが新聞、ラジオで報じられています。当クラブ周辺でも国道369号が7月15日に中の川交差点から先、通行止めになりました。
当クラブも7月15日夜~16日未明にかけて局地的な集中豪雨があり10番ホールの右斜面に15メートルほどのクラック(裂け目)を見つけました。早速ブルーシートで覆い、20日(火)のクラブ休場日に改修工事を行うことを決めました。工事は1週間の予定で行います。プレー中、工事で迷惑をお掛けするかもしれませんが、ご協力をお願い致しします。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇