熊やイノシシ、サル、カラス、鹿といった動物が山から里にエサを求めて徘徊しているというニュースが連日報道されています。
ゴルフ場は山間部に造られているため動物被害の発生が多いようです。とくにゴルフ場ではイノシシが天敵です。イノシシは嗅覚に優れ、ミミズを好むためフェアウェーやラフの芝を広範囲に、耕運機で耕したように掘り起こしていきます。
このイノシシがいったん侵入すると、イノシシは安全と思い何度も進入しミミズを求めて掘り返していきます。こうなると補修と掘り返しのいたちごっこで、修復工事に要する芝代など経営的にも大きなダメージとなります。
当クラブでも10年程前、イノシシが侵入し連日コースを荒らされた苦い経験があります。侵入防止の電気柵をコースの外周を囲むように設置してから被害はなくなりました。このイノシシ、外見からは想像できませんが、結構賢く学習能力が高く、電気柵に触れ電流を感じたら電気柵は危険なものと覚え込んで近寄ろうとしません。ゴルフ場のイノシシ対策には電気柵が最も有効と思います。
ゴルフ場でもコース内に里道や村の道などがある所ではコースの外周に電気柵で囲い込むことができず、進入を防ぐことができず毎年、苦慮されているゴルフ場が結構あります。電気柵が設置できないため、自治体などに有害鳥獣被害を申請して罠をしかけたり、猟友会に依頼して捕獲してもらったりしているようですが、根本的な解決にならず頭を痛めてるようです。
イノシシの被害は晩秋から冬季にかけてが多く、当クラブでも電気柵が木の枝などで支柱が倒れ、電気が通電していないことがないかなど点検し、この冬に備えます。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
本日は13人が参加して平日マンスリー競技が行われました。牧草真由美さんが37、36、ネット68の好スコアで優勝されました。2位はネット70の松阪圭二さん、3位にはネット71で米満紀子さんが入りました。
毎月1回日曜日に開催しているマンスリー競技は同一日にA・Bクラス同時開催のため両クラスとも毎回50組近いエントリーで盛況です。参加者も多くいつもアンダーパーの好成績でないと優勝はおろか上位入賞が難しい激戦が繰り広げられています。
こうしたことからシニアやレディースメンバーから「日曜日でなくても暇だから平日にクラブ競技を開催してくれればいいのに・・・」という声が結構多く寄せられていましたので、8月から実験的に「平日マンスリー」を開催しました。曜日を固定すると他の曜日が休日の方が参加できないなども想定されるため、今年は曜日を変えつつ、どの曜日が参加しやすいか調べることにしました。
8月は18日の木曜日に開催。9月は17日の金曜日にしたところ、参加者が9名未満で競技不成立、そして本日火曜日に開催し13名が参加しました。当初、曜日に縛られないシニア、レディースが対象だったので、いずれの曜日でも可能と思ってましたが、やはり週末に続く金曜日は難しいようです。
他のゴルフクラブなどメンバー数の多いところは平日のクラブ競技でも40名は下らないといわれてますが、なぜ奈良柳生カントリークラブは競技成立ぎりぎりの参加者数なのだろうかと考えてしまいます。
支配人仲間にこの話をすると「それは奈良柳生さんはメンバーが少なくて土・日曜日でもほとんどキャンセル待ちがなく、プレーできるから週一ゴルフを何も平日にする必要がないということだよ」といわれてしまいました。
日曜日に開催するマンスリー競技は参加者も多く、やや堅苦しい雰囲気もありますので、シニア、レディースの参加が多い肩の凝らない競技として「平日マンスリー」を続けて行きたいと思います。ちなみに来月は10日の水曜日に開催します。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
ゴルフ場からの帰路、国道369号の般若寺交差点が春・秋の行楽シーズンは大渋滞になることがあります。そのため奈良市では中ノ川交差点より400メートルほど奈良市内方面に行くと右側にバイパス道路を新設するための工事を施工しています。
20年ほど前から計画され、工事着工はここ5年ほどから行われていますが、予算とともに住宅地を通るため住民の反対などもあり遅々として進んでいませんでした。ここ2年どうやら本格的な工事が行われ、写真のように立派な道路が敷設されてきています。
工事を施工している吉村建設工業の現場に梅下和也所長を訪ねてバイパス道路の完成時期などを伺いました。
今年度の工事は10月18日(1ヶ月延長の11月18日)までで終わり、次年度の予算がついてからまた工事が再開されるとのこと。残りは200メートルくらいで木津市梅美台へ抜ける予定。この間120メートルはトンネルとなるらしい。工事費はかなり膨大なものとなるため、2、3年の予算獲得してからの工事になる。そのため一気に開通することはないらしい。早くて平成25年秋以降とのこと。
このバイパスの正式名は奈良市道奈良阪川上線で、京都側はすでに完成しているため、奈良市の予算次第という状態です。このバイパスができれば奈良市内を通らず木津ICを経て京奈自動車道へ直結するため交通事情は著しく便利になります。完成が待たれます。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
メンバーの来場が多い日曜日に限定20食のサンデースペシャル「フィッシュランチ」が好評です。
ゴルフ場のレストランのランチメニューは春夏、秋冬の2シーズンにメニューを入れ替えていますが、来場回数の多いメンバーからはいつも同じで代わり映えしないという声が寄せられていました。
そこで大串料理長は昨年から毎月、旬の素材を使った「旬菜膳」を提供してきましたが、「意外に魚料理が少ない」という声がありました。
この声に応えて9月に秋の代名詞といえる脂ののった北海道産の生の秋刀魚(さんま)の塩焼きとシメジの土瓶蒸し、古代米(黒米)の栗ご飯をセットした「フィッシュランチ」を20食用意したところ、即完売の大人気となりました。続く10月は鯖(さば)の味噌煮をメインにした「フィッシュランチ」を提供。魚好きの皆さんから大変喜ばれました。
本日、用意したのは身の引き締まったぷりぷりの淡路島産の真鯵(あじ)とシメジの土瓶蒸し、里芋のかやくご飯のセット(写真)を限定20食提供したところ、あっという間に完売しました。来週の日曜日も同メニューです。ぜひご賞味下さい。
<追記>
クラブ選手権準決勝
○村上英也6-5●中山勝美
○今西敏彦3-2●加藤研士
シニア選手権準決勝
○藤原安廣5-4●木家裕史
○寺川陸三19h1up●渕上哲夫
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
今朝の新聞に日本気象協会が来春のスギやヒノキの花粉飛散量が近畿や東海地方の一部では今春の10倍以上になる見通しだとの発表を掲載しました。
スギやヒノキの花芽の量は、前年夏の日照時間や気温などが影響しており、記録的な猛暑だったこの夏は、花芽が多くなるらしい。
花粉症はここ十数年の間に罹患率が増加しだした、現代病の一種ともいわれます。花粉症で鼻をグズグズさせていたり、目をショボショボさせてる花粉症に悩む人に「お気の毒に」といっていた人が突如、花粉症になったりで年々増加しています。
飛散する花粉を避(よ)けるためマスクや目に入らないようにゴーグルなどの完全装備でプレーする方をよく見かけますが、花粉症にお悩みの方は、来春のスギ、ヒノキの花粉が飛散する前に耳鼻科のお医者さんに行き、予防のための治療を早めに行うようにしてください。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
昨日、奈良県の法隆寺CCでコース作業中の作業員(52歳)が自分の運転していた自走式目砂散布機に轢かれ死亡するという痛ましい事故がありました。
午前6時40分頃、目砂散布機で移動中、樹木に衝突しその衝撃で投げ出され転落。無人で動き出した目砂散布機を停止させようとして轢かれ、首を強く打ち病院に搬送されましたが、間もなく死亡。死因は窒息死でした。
関西ゴルフ連盟支配人会では労災事故防止のために、各ゴルフ場で安全衛生委員会を定期的に開催し、安全に関する啓蒙活動を実施し「労災事故ゼロ」を目指していただけに今回のような重大事故が発生したのは残念です。
ゴルフ場の労災事故の多くはキャディの行動による事故が多く、キャディの高齢化に伴いいわゆる滑った、転んだで打撲や骨折の事故がほとんど。そのためキャディには就業前に必ずラジオ体操やストレッチなどの柔軟体操をするように指示しています。
キャディの行動による事故以外に、コース部門は発生件数は少ないですが、重機などの機械を使用するため、事故が発生すると重大事故につながることが多く、始業前の安全点検や機械の操作ミスのないように徹底指導していますが、今回のような痛ましい事故が起こりひじょうに残念です。
早速、このような事故が起らないように鈴木グリーンキーパーを通じて安全管理に細心の注意をするように指示しました。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
9番ホールの右バンカーとグラスバンカー周辺に繁茂していたティフトンを除去し野芝に張替えました。(写真上)
ティフトンが雑草ではなくちゃんとした芝ですが、ご存知の方も多いと思われますが、ボールがスポッと埋まり、芝が粘っこくきれいにボールをヒットしにくいためプレーヤーからは嫌がられています。とくに雨の日などはラフにある場合、クラブがうまく抜けずナイスショットは難しく評判が悪いようです。
ティフトンは生命力が強く、ティ-グランドやグリーンのオーバーシードする際、ティフトンをベースにすることが一時、流行りました。このためティフトンのターフやランナー、穂などが飛び散りそのまま根付き繁茂してしまうケースが多々あります。開場して50年前後経過した名門コースといわれてるゴルフ場に意外と多いのはそういった理由によります。グリーン周りやフェアウェーなどに侵食しホールに数千平米もの繁茂してるゴルフ場も数多くあり、そのほとんどが処理仕切れていません。
奈良県の超名門コースも何ホールかにおびただしく繁茂しており、その除去、張替えには莫大な費用がかかるためフェアウェーはティフトンとコウライ、ラフは野芝と共生させてますと諦めの弁。
このティフトンはなかなか生命力が強く、油断してるとあっという間に野芝など侵食されますので、見つけ次第、徹底除去して行きます。
<追記>
本日、奈良国際ゴルフ倶楽部で行われた関西ゴルフ連盟主催の「関西女子ミッドアマチュアゴルフ選手権」で当クラブの牧草眞由美さんが81、77(39、38)通算158でトップに4打差の5位タイに入賞されました。優勝は大原也須子さん(万寿)で79、75、通算154でした。上位20名が日本女子ミッドアマチュアゴルフ選手権の出場権を得ました。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
昨日は久しぶりのクラブ休場日。その分コース作業は集中してできました。昨日、今日とグリーンの更新作業、即ちコアリング(穴あけ、薄目砂入れ)を行いました。この時期になぜグリーンに穴をあけて砂を入れるんだという声がたぶん寄せられると思います。
なぜコアリングが必要かといいますと、この夏の異常な暑さと水不足でグリーンが病害を受けて酷く傷んだことは皆さんよくご存知だと思います。ようやく鈴木グリーンキーパーなどコーススタッフの努力で回復してきましたが、まだまだ人間でいいますと、病後の弱々しい状態で徐々に体力をつけていかなければならない時期です。
コアリングしないとグリーンの表層に水が溜まりやすくなり透水性が悪くなり酸素が土壌に供給されなくなります。こうしたことにならないようにコアリングをしてできるだけ下に流すようにします。芝も生き物、植物の根には酸素が必要ですから、それを供給するために更新作業が必要なわけです。
本来、この作業はクラブ選手権が終わる10月下旬から11月上旬に行っていましたが、その時期ですと芝が休眠状態に入る前なのであまり効果的ではないことが判りました。関西グリーン研究所の先生も秋のグリーンの更新作業、とくにコアリングは芝の元気な時期の10月中旬までに行う方がベストだといわれています。
トーナメント開催コースでは速いグリーンに仕上げるため1ヶ月に3回もコアリングしてグリーン面を仕上げます。コアリングなしではグリーン表面を仕上げても根が保ちません。速いグリーンに仕上げるためローラーで転圧をかけますが、これでは根が保ちません。あるゴルフ場では急遽トーナメント開催するために主催者から10フィートのスピードを出すよう要請があり、3・5ミリ以下の刈高にローラーをかけまくり要請に応え実現させたとのこと。しかしそのトーナメントが終わったとたん、みるみるグリーンは色あせ、まっ茶色に変わり無惨なグリーンとなったとのこと。1年中、速いグリーンを求められますが、正直それは不可能です。
秋は来年の春に向けての除草剤散布や施肥などを行って行きます。コース作業は常に半年先、1年先の仕事の計画を立て、秋から春にかけてあるいは春から秋にかけて天気や気温の変化を読みながら更新作業、施肥、施薬をどのタイミングでするかをグリーンキーパーは考えながら作業しています。今回のコアリングもそうした事情があることを知っていただければ幸いです。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
奈良柳生カントリークラブは平8年9月11日に正式オープンし14周年を経過し15年目にに入りました。開場記念行事は、毎年9月11日前後に開場を記念してコース内に植樹をする「植樹祭」と、10月の体育の日に「開場記念競技」を行っています。
10月11日、体育の日の今日、「開場14周年記念競技」が会員152名が参加して爽やかな青空が広がる秋晴れの下、18ホール・ストロークプレーで熱戦が繰り広げられました。
競技性より親睦性に重点を置いた記念競技ですので、参加者全員ダブルペリアで会員同士一日楽しく過ごしていただければと思っています。昼食はレストランでのバイキング料理をご用意しました。お好きな料理をお取りいただきお好きなだけ召し上がっていただくバイキング料理は毎年好評です。料理に舌鼓をうちながら和やかに歓談し親睦・親善を深めていただいてます。
賞品は地元・大柳生の農家と契約した収穫したての美味しい新米です。優勝者には新米30キロをど~んとお贈りします。2位以下30位まで、以下5飛び、10飛び賞にベストグロス賞、ブービー賞など全て今年獲れたての新米をご自宅にお送りし、大変喜ばれています。賞品全てが新米ということもあり別名「NYC全米トーナメント」と名付けようかと思っています。(これは冗談です)
成績は、ホームページのMemberページの競技成績をご覧ください。(掲載は明日以降になります)なおベスト5の成績は、優勝は上田修司さんネット69・8、2位:坂本仁さんネット69・8、3位:岡田博さんネット70・8、4位:村上英也さん70・8、5位:増井功さん71、BG賞は藤原一二三さん、BB賞は水落康江さんでした。入賞者の皆さんには明後日、ご自宅に宅配便で新米をお送りしますのでお楽しみに。
同ネットの場合は規定(年齢上位)によります。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
10月3日の予選を経てクラブ選手権、シニア選手権とも本戦のマッチプレーが始まりました。今日、クラブ選手権は1、2回戦を、シニア選手権は1回戦をいずれも18ホール・マッチプレーで争われます。
クラブ競技で最も権威ある実力ナンバーワンを決める大会だけに、予選を通過された選手はいずれもクラブを代表するトッププレーヤーです。
午前7時半、アウト・インに分かれてクラブ選手権1回戦がスタートしました。ご存知のようにマッチプレーは、他の一般プレーヤーのプレーに対してコース上の先行権を有していますので、クラブ選手権、シニア選手権のマッチプレーの選手がきますと、現にプレーしている組はパスさせていただくのですが、このパスがもとでしばしばトラブルになることがあります。
通常、上位16名のマッチプレーになりますと1回戦は8組がアウトからスタートして行き、ハーフターンでこの8組をパスさせるため、一般のプレーヤーのスタートが遅れたり、プレーを中断していただいたりと迷惑をお掛けすることになります。この8組が通過するのにおおよそ1時間前後あるため、何も知らない一般の方はスタート室に苦情を言いに来られることがあります。
当クラブは10年ほど前から、この8組をアウト・インに分けて4組づつのスタートにし、パスさせる時間を極力減らすように工夫しました。この方式になってからはパスによる苦情はほとんどなくなくなりスムースに運営できるようになりました。
よくいわれるのがマッチプレーを戦っている選手は、パスは当然という気持ちや態度でプレーせずに、パスさせてもらった一般プレーヤーへ帽子に手をかけ軽く会釈するなり、ひと言「お先に」と挨拶する心遣いがあれば雰囲気も和らぎパスさせる側からも「どうぞ」とか「頑張って下さい」という声が自然に出てくると思います。そういった互いの心遣い、思いやりこそがゴルフの精神だと思います。常に相手を敬(うやま)い、思いやる心を持つ会員が集うゴルフクラブにして行きたいと考えています。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
クラブ選手権1回戦成績。
○村上 英也5-4●本多 久夫 ○南 憲司6-5●中嶋 峰男
○山内 久男2-1●永岡 栄 ○今西 敏彦4-3●田口 雅浩
○大久保憲一2-1●永岡 悟 ○岡崎 耕司5-4●岩佐隆太郎
○中山 勝美4-2●川崎 逸男 ○加藤 研士4-2●平岡大二郎
クラブ選手権2回戦成績。
○村上 英也3-1●山内 久男 ○今西 敏彦2-1●南 憲司
○中山 勝美2UP●大久保憲一 ○加藤 研士3-1●岡崎 耕司
シニア選手権1回戦成績。
○藤原 安廣1UP●國分 清和 ○寺川 陸三6-4●田辺 耕平
○木家 裕史1UP●藤木 安光 ○渕上 哲夫3-2●古庄 育則
(19H)