古い書籍を整理しつつページをペラペラとめくって見ていると、興味深いコラムが目に付いたので、その一部分をご紹介します。
ゴルフダイジェスト社が発行するゴルフ場セミナー誌(平成18年12月号)の「今月のティ・オフ」というコラム(原 良也氏)で自己責任のゴルフは教育にも理想的と題して書かれている。以下5行原文抜粋。
「ゴルフは教育としても、理想的だ。格闘技のように相手を倒すのではなく、コースを相手にすべてにおいて自分の責任でプレーする唯一のスポーツだ。同伴競技者に迷惑をかけない、マナー、エチケットも守る、スコアは正しく自己申告する。どれをとっても、道徳、倫理観などを養うには絶好の場だと思う。自己の精神力を鍛える、あるいは人格を磨く最高のスポーツ。」
ゴルフ人口が年々減少傾向にあり深刻な問題です。幸いゴルフ好きの団塊の世代がリタイアされ、健康管理の一環としてゴルフを楽しまれており、このシニア層とレディース層でゴルフ業界はもっているといっても過言ではありません。しかしいつまでもこうしたシニア層に頼っているわけにいきません。いかにして若い人たちにゴルフをしてもらうかに架かっています。ジュニアを含めて10代、20代の若い人たちにいかにゴルフをしてもらうかです。
若い人たちにゴルフの魅力を語るには前述の原氏の言葉がなかなか説得力をもつと思うのですが・・・・。ご子息にゴルフを覚えさせて家族ぐるみでゴルフが楽しめるようになれば素晴らしいことだと思います。ゴルフを通じて家族のコミュニケーションをはかってみてはいかがでしょう。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
本ブログで何回かご紹介しているように、当クラブのレストランで使用する野菜は全て地元・大柳生の農家から直接仕入れた「産直野菜」です。無農薬で作られた新鮮な野菜は安心して召し上がっていただけます。
今回はこの時期に地元で収穫される隠れた名産「味間芋(あじまいも)」をご紹介します。
昭和初期(6年~8年)に奈良県農業試験場(現農業総合センター)において優良と認められた品種で現在まで長年にわたり奈良市田原本町味間でひっそりと栽培維持されてきた芋で里芋の一種です。
昭和30年代に味間出身の日本を代表する電器会社の重役が、経営の神様とも称されたその会社の社長に歳暮として贈ったところ、この経営の神様は「これは美味い、これを食べると他の芋は食べれない」と絶賛したとのこと。この重役は経営の神様がお亡くなりになるまで毎年歳暮として届けられたという逸話が残っています。
里芋の代表といわれる「石川早生」より粘りが強く、きめの細かい絹肌で調理方法は幅広い。煮っ転がしをはじめ田楽味噌をつけたり、蒸し芋や味噌汁にも合うとのこと。
当レストランでも来月旬菜膳や会食に登場します。ぜひ一度ご賞味ください。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
仕事柄、人様のゴルフプレーを見る機会が多く、ゴルフプレーを通じてその人の性格や人柄がよく判ります。ゴルフほど怖いスポーツはありませんね。
次打地点に行く際に必ず次のショットのクラブを数本持っていく人は、次のアプローチでも必ず次のプレーを考えてウェッジやパターなど持っていく。こういう人は仕事でも次の業務を読み段取りを考えて仕事をこなす人だろうと思います。
逆にグリーン周りでボールの所へ行ってから、ピッチングだ、いや違うアプローチウェッジだとあれこれキャディに指図する人は、仕事においても目先の業務しか考えず全体の流れなどみることができないのだろうなあと思います。
プレーの遅い人、アドレスに入るまでに何度も素振りを繰り返し、なかなかアドレスに入らない人、とくにグリーン上で自分の番になるまでラインや傾斜など読まず、自分の番がきてからやおらボールとカップを行ったりきたりし、キャディにラインがどうのこうのと聞く人がいます。こういう人は間違いなく自己中心的で他人の気持ちや全体の状況が読めない人だと思います。
自分の実力を過信して無謀なギャンブル(ショット)をしてスコアを崩す人、自分のミスをいつまでも悔やみ嘆き、その原因を雨や風、コース、さらにはキャディや同伴者のせいにする人など、まさに十人十色です。ゴルフプレーはあなたの性格、人柄を映す鏡であることを忘れずにお楽しみください。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
今日の日本経済新聞に、タバコの値上げが10月1日に行われ、禁煙宣言した愛煙家の1ヵ月後の調査結果が掲載されていました。
私の周りでもタバコの値上げを機に「禁煙宣言」をした人が結構多く、買いだめしてでも吸い続けると豪語した者もいましたが、多数の人は1カートンくらいの買い置き分が「なくなったら禁煙します」と答えた条件付禁煙宣言者もいました。
新聞によると5人に1人が「禁煙やーめた」と脱落しているそうな。調査は、値上げから約1ヶ月後の11月1~2日に実施されました。10月1日のタバコ値上げをきっかけに禁煙を始めた20歳以上の男女500人がインターネットを通じて回答したものです。
1本も吸わず禁煙が続いてる人は62%で、何度か吸ったが禁煙していると答えた人が18%、計80%が禁煙を続行中といいます。
一方、禁煙を断念した人が20%で50歳代以上の人の脱落は24%と多く、年齢が上がるほど禁煙を諦める人が多いとのこと。
私の周りをみても禁煙宣言した理由が、健康・体に悪いというよりもタバコの値上げ幅が大きく金銭的・経済的に痛いからといった理由の方が多かったようです。
タバコは麻薬と同じように常習性、習慣性の強い嗜好品だけに、単に値上げされて高くなったからといって、そうそう簡単にやめれるものではないと思いますが、10月1日から1ヶ月が経過して80%の人が禁煙を続行しているのは大したものだとみるか、はや20%の人が脱落したとみるか、どう解釈すれば良いものか悩みます。
いずれにしてもタバコは周りの人に迷惑をかけるわけですから、そのあたりのマナー・エチケットを守って喫煙していただければと思います。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
当クラブレストランの今月の日曜日限定の「おすすめ料理」はぶりの塩焼き定食です。
ぶりの塩焼きに小芋田楽、自家製豆腐使用の湯豆腐、鮪の山かけ、ご飯・香物がセットになっています。
前にも本欄で書きましたが、当レストランは意外と魚料理が少ないため、メンバーの来場が多い日曜日に限定して焼き魚や煮魚を9月から提供しています。秋刀魚、鯵の塩焼きや鯖の味噌煮など家庭料理ですが、案外最近のご家庭ではこうした魚を焼いたり煮たり料理することが少ないようです。
奥様連中が生の魚を触るのが嫌だとか、焼き魚はけむりが出てにおいがこもるとか、煮魚は難しいとか、はたまた子どもが魚料理が嫌いだからとご主人より子どもの好物に合わせるなどされるせいか、意外に皆さん魚料理に飢えてる?ようです。
これから脂がのって美味しくなるぶりの塩焼き、ぜひご賞味ください。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
4月24日に開場した平城遷都1300年祭のメーン会場、平城宮跡会場が明日フィナーレを迎えます。延べ来場者は350万人を突破、当初予想の250万人を100万人以上上回る大盛況でした。
奈良市の道路整備、交通渋滞など懸念されましたが、鉄道・バスなどの公共交通機関の利用を呼びかけ、郊外駐車場とのパーク&バスライドなども機能したことにより深刻な交通渋滞はほとんど発生しなかったようです。
遷都1300年祭は平城宮跡閉場後も正倉院展など県内各地で寺社の特別公開や文化施設の特別展などの観光行事は年内まで続きます。
年内最後のビッグイベント「平城遷都1300年祭記念奈良マラソン2010 第1回奈良マラソン・第30回奈良春日大仏マラソン全国大会」が12月5日(日)に奈良市の鴻ノ池陸上競技場を発着点として行われます。
このため12月5日は奈良市内の幹線道路である第2阪奈道路宝来ICからの阪奈道路、大宮通り、天理街道などが大幅に交通規制されます。交通規制の時間や道路、迂回路など詳細は後日、ゴルフ場の掲示板などに掲示しますので、ご覧ください。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
石川遼や薗田俊輔、宮里藍、宮里美香など男女ともジュニアで活躍していたプレーヤーが日本のプロトーナメントを盛り上げています。
そのせいかゴルフ練習場やゴルフ場には小中学生が熱心にプレーしている光景をよく見受けるようになってきました。練習風景を見ていると、当の本人よりも親の方が熱くなり、子どもをプロゴルファーにという親の夢を子どもに押し付けているような親を時々見かけます。
夏休みにはジュニアの大会が数多く開催され、その競技に出場したジュニアの親を見ていると、あまりにも子どものスコアにこだわり過ぎているように見えます。ハーフターンの時に、スコアを聞き、悪ければ大きな声で叱咤激励していますが、子どもは親の期待の重圧で完全に萎縮してしまっているケースが多い。
プロゴルファーになれる確率は極めて低い、しかもトーナメントプロとして活躍するのはさらに厳しい。むしろプロゴルファーになれない者の方が圧倒的に多いわけですから、むしろゴルフというスポーツを通じて何かを学ぶことの方が大事だと思います。
球聖ボビー・ジョーンズはこういってます。「ゴルフの正直さと思いやりが実践できる社会人や生活者になりなさい。そうすればみんな成功者になる」と。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
聖武天皇・光明皇后ゆかりの品をはじめとする天平時代を中心とした多数の美術工芸品を収蔵している正倉院の宝物が年に1回、この時期に特別展示される正倉院展が10月23日~11月11日まで奈良国立博物館で特別展示されています。
正倉院の御物は普段、非公開だけにこの秋の正倉院展は連日大勢の来館者で賑わっています。美術工芸の極致ともいわれる天平時代の名品の数々。「螺鈿(らでん)紫檀五弦琵琶」をはじめ71の宝物が展示されているそうです。
10月23日(土)の初日、ゴルフ場帰りの車がえらく渋滞しゴルフ場から近鉄奈良駅まで1時間近くかかったと多くの方から耳にしました。
先日の土・日曜日(30日、31日)は台風騒ぎと雨だったため交通渋滞もなかったのですが、今日の祝日3日は、絶好の行楽日和、たぶん帰りの車で大渋滞となるのが予想されます。
本日は医療関係者のコンペなどが数多くあり、帰りに渋滞に巻き込まれ「柳生でのコンペはこりごりです」といわれなければいいのですが・・・・。この1年、JRが高架になり大宮通りが拡幅されてからほとんど渋滞がなくなりましたが、秋のビッグイベント正倉院展開催期間だけは渋滞が避けられないと思います。
渋滞を避ける迂回路は柳生から針ICで名阪国道、西名阪で大阪へ。あるいは岩船寺、浄瑠璃寺を経てならやま通りや木津ICで京奈道などがありますので、フロントでお尋ねいただければお教えいたします。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
秋のビッグトーナメントが続き男女とも賞金争いは韓国勢が一歩リードしています。トーナメントのテレビ放映をロビーで観戦するお客様も多い。テレビに映るコースはよく手入れされ美しい。とくにフェアウェーのゼブラカットは見栄えがします。
テレビを見ていたメンバーの一人が「奈良柳生も前はゼブラカットしていたよね。なぜやめてしまったの?」と問われました。
テレビに映るフェアウェーのゼブラカットは確かに美しい。当クラブも4年程前まではゼブラカットで綺麗に見えるように刈り込んでいました。
なぜやめてしまったのかといいますと、適度な刈幅の機械で常に同じ方向に刈り込む必要があるため、芝が同じ方向に芝目ができてしまい、順目の芝は寝て粗くなります。さらに機械の刈り込みをするわけですから、いつも同じ場所にタイヤ跡が残ることになります。ラフには機械のターンするときにタイヤ痕が残るなど意外に問題が多いのです。
見栄えをとるかコースのクォリティーをとるかを議論した結果、後者をとり今日に至っています。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇
9月の下旬からようやく秋らしい季節になりましたが、10月は暖かい日がつづくかと思えば急に冷え込み北海道などでは初雪が舞うなど寒暖の差が激しく体調を崩される方が多かったようです。
10月のランチメニューのベスト5がまとまりました。やはり秋に入り涼しくなってきた関係からか、辛さとゴマ風味が美味しい坦々麺と炒飯がセットになった「坦々麺セット」がオーダーNO1になりました。坦々麺と炒飯がセットになったボリュームのあるメニューです。やはり気候の良い季節に運動をした後には、ガッツりとボリュームのあるものがほしいようです。
2位は「カツとじ定食」です。このメニューは夏場はさっぱりでしたが、やはり秋の運動シーズン、しっかり運動した後はこうしたボリュームのあるものが好まれるようです。
3位は定番の人気メニュー麺類と寿司がセットになった「寿司定食」。4位が鰻の柳川風鍋をメインとした「旬菜膳」でした。5位はこちらもボリュームのある「一口カツ定食」でした。11月の「旬菜膳」は、すき焼きです。
奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇