南の国からツバメが古巣に戻ってきました。

 

 今日から4月。満開の桜が美しい。新しい新年度が始まります。寒い冬の間暖かい東南アジアやオーストラリア北部で過ごしたツバメが何千キロもの海を超えて帰ってきました。クラブハウスの従業員通用口の頭上に目をやるとツバメが飛び交い、軒下に残っている古い巣をせっせと補修し作り直しています。

 南の国で避寒したツバメは生まれ故郷の日本に戻ってきます。昨年、当クラブのクラブハウスの軒下で卵からヒナに返り成長して南の国に巣立って行ったツバメが戻ってきたのでしょうか。いろいろな書物によるとツバメは生きている限り前年と同じ巣に戻ってくる傾向があるそうです。ということは今年飛翔してきたツバメのほとんどは奈良柳生CCで生まれ育ったツバメということになります。

 ツバメが戻ってきて巣作りを始めると糞が落ちて迷惑なのですが、家の軒先にツバメが巣を作れば縁起が良いともいわれます。ツバメは害虫を食べる益鳥でもあります。産卵・ヒナの誕生・子育て・ヒナの成長・巣立ち・ひとり立ちまでの約半年、暖かく見守ってやって下さい。秋の涼しい風が吹く旅立つまでツバメの生態を観察してみてはいかがでしょう。

 奈良柳生カントリークラブ 総支配人・阪口 勇